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2020年8月

安倍首相辞任表明 2020.8.28

安倍首相辞任表明2020 8.28

 

歴代最長政権 7年8か月

コロナ下 持病悪化。一次政権と同じ・

十代からの指定性難病・潰瘍性大腸炎、

腹痛続き完治困難。

功罪の前にご苦労さんといいたい。

 

後任は 政権継続で菅最有力か、 岸田、 石破・河野氏。

選挙方法は二階幹事長に一任から菅さんで更に有力に。

それでよいのかと思うが。

 

感染拡大、対応苦しむ。

危機対処の政治空白を無くすためにも

9月中旬には決定予定。

コロナ禍が続くなか政策遂行能力が重要、

その体制を維持のために菅官房長官が最右力。

その流れを作る動きが派閥のドンの今後の見方だ。

次期政権に主流として派閥を位置ずける為にも。

 

国際政治の社会で日本の存在感を示した。

実利的な外交・安保の成果があった。

TPP主導、自由貿易の維持に貢献。

株上昇、雇用創出、財政再建は停滞。

日銀 物価目標 届かず。

人口減でもGDP拡大。

長期のゆるい景気拡大を実現。

アベノミックス 経済の転換が必要。

3本の矢の成長戦略は中折れに。

更にコロナ禍で座礁しているが。

拉致・五輪 道半ば。

日本のデジタル化の遅れが顕在化。

国の省庁間の縄張り争いが原因か。

 

長期政権が可能だったのは野党の弱体化が理由。

それによりおごりと傲慢さがあった。

官僚の側近が忖度に動いた。

ドス黒きまでの激務の職務。

それにしても 突然の辞任であった。

コロナ感染症対策を花道にして。

 

米国の大統領戦指名でトランプ対バイデン氏が決定した

7%の差をひっくりかえせるかトランプ。

なんでもありのトランプによる貿易摩擦への影響はあるか。

 

大阪なおみさんの黒人男性銃撃事件に反発して

ウエスタン・オープン戦の準決勝を抗議として

棄権を発表したが、

その大会を延期した関係者サポーターに感謝して

準決勝に出場。決勝へ。

なおみさんはブーイングと拍手につるまれる選手だが。

今週の全米オープンに期待。

1回戦は 土居に決定。

 

 

> さて 今週の個人の俳句ニュースですが。

 2020年 宮城県芸術協会の

 俳句部の文芸賞の受賞の電話があった。

 受賞のことばの執筆の為であったが。

 宮城県芸術協会文芸年鑑が発行されるが

 そこに掲載される事になっているが。

 6年前にも受賞しているが、

 ルールで受賞後5年間は受賞資格がないとあるので

 まさに今年が受賞チャンスの初年度であったので

 感謝。

 尚 1年間の成果を評価するとの事で各「俳誌」

 等に掲載された俳句の応募可能であるが、 

 今回の私の作品 二十句は新作でした。

 

 

  受賞のことば          赤間 学

           

故鬨也元「滝」主宰の教え子として  

 

 

 この受賞の一回目の連絡は故菅原鬨也主宰より

故兄白石との会食中、六年後の今回は残業中、

坂内文芸部長からの電話で知りました。

 今年のテーマの「遍路」は去年東京の長男夫婦による

招待の旅で構想を得たものです。

 旅は空路、ヒマワリ七つの絵の大塚国際美術館、

入社時自社施工の鳴門海峡大橋、渦潮見学。

ゴルフ場での宿泊、鯛と鰤の活造り料理、

素朴な讃岐うどんを堪能しての四国巡礼。

妻も一緒なので車とし、第一番札所霊山寺から巡礼の旅へ。

お大師様との同行二人とはならなかったが。

五十を過ぎてから暇を見つけて何度か一人で歩き遍路

をしてきたが、自分探しなどではなく、

単に四国ののんびりした風土が好きだから。

 この旅を機会に、題「四国巡礼」として一つに纏めた

新作二十句が受賞作品です。

 コロナ禍のご時世、句会の出席も覚束ない最中、

ふって涌いた受賞に感謝します。 

そして故鬨也主宰の教え子として詩の創造へ貢献したい。

  

 

  題 四国巡礼

 

 秋立つや阿波は夕日の大き国

 

 鶏頭の日暮はどつと眉山見ゆ

 

 露けしやあと一寺を一里ほど

 

 一心に祷る白衣の露に濡れ

 

コスモスの中の迷路に行き昏れて

 

椎の実を拾ひしことが今日の幸

 

露の夜の膏薬にほふ遍路宿

 

風音と団栗落つる記憶のみ

 

石段を登りし黙や鳥渡る

 

神の意のまゝに大霧山下る

 

同行二人として花野に昏れて

 

巡礼の背に風あり曼珠沙華

 

白湯あまし寺の夜寒のつよければ

 

鰯雲みほとけの掌は空を享く

 

真直ぐに芒の中へ夕ごころ

 

源平の舟溜りより夕月夜

 

御朱印を額に掲ぐる夜長かな

 

神杉に巻きつゝ散りぬ鳶紅葉

 

今生を忘れんとふる落葉かな

 

瀬戸内に帰燕の空のありにけり

 

 

>追伸 

安倍晋三首相の言から そのルーツ。

 

安倍貞任(あべのさだとう)は、平安時代の陸奥国

(現在の岩手県内陸部)に勢力を得た豪族

(蝦夷)安倍一族の武闘派ヒーローで、

大和朝廷の圧力に反発した前九年の役

での活躍が有名だ。

当地では安倍姓を名乗る人も多く、

名刺交換をした安倍さんに「総理大臣と同姓ですね」

と言ってしまった。

しばらく話していると、

本人は安倍一族と同じだという事であった事を聞く。

歴史的には「前九年役の敗北」の項に次の記述がある。

安倍貞任の息子の安倍宗任、正任は朝廷軍に降り、

肥前国松浦(まつら)また伊予国桑村に流罪、

宗任は後、宗像郡大島で生涯を閉じ、

地元安昌院に眠る。(天仁元年 1108)。

貞任の末裔は安倍晋三首相であると。
裏付けをとるために「姓氏家系大辞典」三巻で

陸奥の安倍氏を調べてみた。

そこには「肥筑の安倍氏」の項目に、

鎮西要略に「奥州夷安倍貞任の弟宗任、則任俘となり、

宗任は松浦に配され、則任は筑後に配せらる。

宗任の子孫松浦党を称す」と載せたり。

さらに「筑前の安倍氏」の項目には、

筑前国宗像郡大嶋に安倍宗任の墓と称するものあり。

「宗任伊予国に配流せられ、後本嶋に流され、

終に此の地にて死せり。

その子三人、長子は松浦に行き、松浦党の祖となり、

次男は薩摩に行き、三男此の嶋に留り

嶋三郎季任と云ふ。
それが平家物語になるとガラリと変わる。

その剣の巻に「宗任は筑紫へ流されたりけるが、

子孫繁盛して今にあり。

松浦党とはこれなり」とある。

平家は西国の水軍と密接な関係があった。

松浦党はまさしく水軍で、後に博多湾に来襲した

蒙古の軍船と壮絶な戦いを演じて、勇名を轟かせた。

 また宗任の墓がある筑前国宗像郡大嶋は、

水軍の根拠地となっている。

この松浦党は壇ノ浦の海戦で平家方についた。

だが、源氏との恩顧も忘れていない。

平家物語は「源義家の請によりて、

宗任を松浦に下して領地を給う」としている。
安倍貞任は猪突猛進型の武将だったが、

宗任は知略に優れた名将といわれた。

安倍一族を滅ぼした源頼義・義家親子は、

宗任の武略を惜しみ、死一等を減じて朝廷から貰い受けている。

そして頼義の領地・伊予国に連れてきた。

配流とは名ばかりで、間もなく松浦の領地を与えた。
 さて安倍家が松浦姓を名乗らずに安倍の本姓を名

乗ってきたのは何故であろうか。

安倍家は山口県大津郡油谷町の名門で、

晋太郎の父親は安倍寛、戦前の衆院議員である。

晋太郎は自らを安倍宗任と末裔といったが、

その根拠はいわなかった。
 そこで私が現五所川原市 中里町の十三湖の前の

若宮揚排水機場建設で4年間いた際に、

安倍晋太郎さんが五所川原市で100人程で

安倍宗任の祖先祭をしているとの話を聞いた。

それを会社の監査役の山本さんが山口高校

東大で同窓という理由で関心をもった。

調べてみるようにいわれたので、その安倍一族の

人に話を聞くと、後九年の役で敗れて

津軽の占い女神をたより、十三湖に居を構った

との事。十三港として日本海の貿易の要衝として

13世紀迄栄えたが、大津波で港は崩壊。

それで安倍一族も今の山口へゆき、水軍の松浦党

となって現在があるとのこと。

祖父の安倍寛さんは衆議院議員で、東条内閣に

反旗を翻した反骨の人である。

又父晋太郎は特攻隊であったが、終戦で死を免れる。

晋三首相は 父へのコンプレックスがあったようだが。

尚母方祖父は岸首相。こちらの家系を

どうして発言しているのか理由はわかならい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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将棋の藤井聡(18)さん快挙

 将棋の藤井聡太(18)さん快挙。

 

 将棋の藤井聡太(18)さん二冠、八段昇段の

最年少記録を打ち立てた。

中年の星木村王位との対戦で四連勝にて手中にした。

 羽生善治さんの二冠、例の幸福の一手のひふみんこと

加藤一二三さんの最年少記録を27年ぶり、

62年ぶりに達成した。

 それにしても、記者会見の初々しい受け答えから、

藤井くんと呼びたくなるね。

 

 2000 万人以上の感染者のコロナ禍の暗いニュースばかり

の中で若さと期待と未来への希望でうれしくなる。

 ただ木村元王位の受けと辛抱強い将棋も魅力があるが。

昔AI将棋での対戦をしながら研鑽している藤井さんの

動画を見た記憶があるが、これからも他分野への映像を

活用した手段によって、効率よく訓練する事により

様々な記録を塗り替えてゆくだろう。

 抜きんでた若き才能だけでなく、

「周到な準備と綿密な計画」の賜物のようであるが。

 それにしてもうれしい快挙である。

 

> ロシアがコロナワクチンを医療関係者向けに接種し始めた。

 薬害被害が想定されるが。

 最終の三段階を踏まず実施するということで。

又法律を強引に変更する中国、ロシアだけでなく

アメリカの統領選の在り方も理解に苦しむが。

民主党と共和党、バイデン氏とトランプ氏の非難合戦。

あと3か月のこの攻防で、

世界の情勢が大きく変化するというのであるから。

新型コロナの対応、

中国との対応、香港、海洋進出、貿易不均等。

温暖化の対応、

米国内の保険制度の新設、

人種差別解消について、

財政出動による雇用創出について、

同盟国との協調重視について

それにしても74歳、78歳の争いとは。

米国には若者政治家が育たないのか。

 一番の近々の課題は

新型コロナを抑え込み、経済活動とどのように両立

させる事である。

 日本は政府分科会等という組織が「綿密な計画と周到な準備」

のもとに 前向きに挑戦しているというが

どこかちぐはぐでわからない。

 7月下旬にピークを過ぎたという報告、

 WPOは2年内に収束とも。

 政治への わかりやすい、指導力が期待される。

 

 

 > 今週の俳句として  近作から          

 

  「水着」

 

水のやう炎のやうな水着かな

 

浦島の赤ふんどしの都会の子

 

傾むきて自転車曲がる水着かな

 

水着着て渚にみんな忘れけり

 

水着少女ヘッセ詩集に籠りたり

 

水着着てハワイの浜のサンセット

 

少年の大志を秘めし水着かな

 

蝶に舌花に蜜あり子に水着

 

海原に目を盗まれて水着かな

 

太陽に輝いてゐる水着かな

 

太陽を長き脚にてける水着

 

水着着てはらりと落つる砂の粒

 

湘南の白雲生まる水着かな

 

日の没ちてナイルクルーの水着かな

 

 

 

「蜩」

 

宿坊の大き塗椀みんみんと

 

蜩や誰にも逢はぬ夕暮れに

 

蜩や善兵衛池に浪立ちて

 

蜩の家の中まで夕餉前

 

蜩の道来て今は平らなる

 

蜩の谷筋までも入り込む

 

蜩のみ仏の掌のなかなるか

 

蜩や鹿狼山から太平洋

 

夕映えの日本海よりみんみんと 

 

草野球蜩のこだま浴びにけり

 

蜩の山霊だまの香を放ちけり

 

蜩のせまる日暮れの天守閣

 

蜩に山々はみな秋めく日

 

蜩のあとの帰りを松島へ       

 

蜩のひろごる空の岬かな

 

蜩の落ちてゆくなり日本海

 

蜩や伊達の城下の堀の音

 

空つつむ蜩のこゑ夕焼る

 

蜩の山里水の性つよし

 

蜩にをりをり牛の鳴く日かな

 

懐かしき山ばかり蜩の空

 

蜩や夜店に母を見し夢も 

 

柩過ぐいま蜩の樹々の前

 

蜩や赤子の寝息麩ふ・のごとく

 

蜩やむらがるは韮ばかりにて

 

蜩のこゑに似たりし天寿かな

 

蜩の刃のごとき夕焼る

 

蜩や祭りのとほきゆゑ静か

 

蜩のおのれに甘きゐる日なり

 

蜩や山にも凪のおよびつつ

 

白波とみんみんみんと夜明けより

 

蜩や眠り過ぎたる沖のいろ

 

蜩や村の酒屋に灯がつきし

 

蜩の山の湯殿は二里先に   

 

蜩や無音世界の大宇宙

 

蜩や日向に山の影のびて

 

蜩やかの魂はいま夕日中

 

蜩や父母を遥かに思ふとき

 

蜩の暮れぎは遠き出羽三山

 

蜩や田上げの鯉の水しぶき

 

夕映えて草の穂に蜩のこゑ

 

蜩や肉親ははや前に亡き    

 

蜩のこゑ遠きほど澄む暮天

 

蜩やひとごゑ山に消えしまま

 

蜩の母の背中のかなしけり 

 

蜩の夕思ひ出の隅にあり

 

ハンマー投げ見ゆ蜩の落暉また

 

蜩や目もまた老のきざすなり

 

蜩の音にまばたけば夕の海

 

かなかなと詩をつねに充ちくるものぞ

 

蜩や山に隠れし川もまた

 

蜩のこころ透き通りて空へ

 

蜩の夕の向うは山ばかり

 

蜩や愛得て愛を忘れゐる

 

蜩や老劇作家書下ろし

 

蜩や故郷近く思ふとき  」

 

夕焼中ひぐらし骨の髄に棲む

 

ひぐらしの鳴きたり暁けのきざしつつ

 

夕空のつぶやきかはた蜩か

 

蜩や夕刊死亡欄なかり

 

蜩の夕べの欅大樹かな

 

蜩やはたと聳える蔵王山

 

新卒塔婆に午後六時の蜩

 

夕暮れの蜩のこゑ老のこゑ

 

蜩のいつしか消えて闇の中

 

蜩のこゑの綾なす星の夜

 

蜩のこの世の終り思ふとき

 

蜩や尼はもとより峡のひと

 

蜩の性根しょうね・を据ゑし幹ばかり

 

蜩や赤子ばかりの部屋の中

 

蜩や肌白かりし母のこと

 

かなかなと水飴色の嬰やや・のこゑ

 

蜩の雲呼んでゐる夕の空

 

蜩のひと通るだけの小径を

 

蜩やセザンヌ展を見て帰る

 

蜩に秋の遍路の影法師

 

蜩の暮るる夕べの極楽寺

 

蜩やひと居ぬ寺の夕ぐれは

 

蜩や燭はいま祈りの中に

 

蜩のこゑみな忘れ去り浜に

 

蜩や女人その後の旅いかに

 

蜩や賢治生地は町の中

 

十月の蜩よ吉か不吉か

 

家々の灯れば迅むかなかなと

 

鍾乳洞の純白にかなかなと

 

夕空の晴れて涼となる蜩

 

少し眠くて蜩はジャスミンの香

 

二重橋前の日ぐれをかなかなと

 

ひぐらしを真近き聞いて蔵王山

 

蜩のときに空の香乳のごと

 

蜩や弥生より縄文恋し

 

蜩やかつてカバンは肩に掛け

 

蜩のこゑに蚕飼こがい・の世は去りし

 

蜩のやさしかりしは祖母のこゑ

 

蜩や嬰の見事な肌のはり

 

ひぐらしのかそけきこゑや夕焼いま

 

ひぐらしのいのちにほへる大樹かな

 

蜩の灯にさす夕日見てをれば

 

蜩の大樹の中より露のこゑ   

 

蜩や出羽三山の大樹また

 

蜩や村の巨樹なほ夕日中

 

蜩に大樹のこゑも呼応して

 

蜩に生きる力をもらひけり

 

枯れいろのさだまる道をかなかなと

 

蜩や骨なきひとの魂もまた

 

蜩や万民にいま門が開く

 

蜩の老の出口のなき淵か

 

蜩の鮮血糸のごとやさし

 

蜩の魂山彦のなかに現あ・れ

 

蜩の水にも季とき・のひびきけり

 

蜩や山にまつりし薬くし・の神

 

蜩の山々遠き夕景色

 

蜩の湖より鹿の来つつあり   

 

蜩や世は身を守るひとばかり  

 

我が人生は蜩のつぶやきか

 

蜩のいつしか幼手に曳かれ

 

蜩やひとり来る哲学の道

 

蜩のこゑ天地に沁みにけり  あめつち

 

町に棲む哀しさひとつかなかなと

 

蜩の湖ねんごろに眠りゐる

 

こゑ幽かなる蜩とひとの世と

 

蜩や黄泉の国より誘はれ

 

蜩のこゑ途方もなき深空へ

 

蜩や真綿のやうな嬰こ・寝息

 

蜩の雲の上なる夕景色

 

蜩に渡良瀬橋の夕日かな

 

蜩に夕日さしたる大手門

 

蜩や黄泉路外れたる便りあり よみじ

 

蜩のひとに誤算のありにけり

 

蜩のこゑ大岩の神のこゑ

 

かなかなと一番星を灯しけり

 

蜩の山と夕雲睦みたり

 

蜩の露のあつまる虚空かな

 

蜩の山の後ろは日本海

 

蜩のこゑが樹を出でたる日和

 

蜩の誰ひとり居ぬ小径より

 

蜩のこゑ木の奥の木にひそむ

 

蜩の呼びゐる夕日現れし

 

蜩やねんごろにどのヨットにも

 

蜩の魂さまよへる虚空かな

 

蜩のいつしか君を忘れけり   

 

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終戦から75年の夏

終戦から75年の夏 

 

あの雑音の玉音放送から75年が経った。

まさか75年目の夏をコロナ禍で迎えるとは

予想だにしなかったが。

 「ペスト」カミュ等も再読したが、

新しい時代はどうなるのか探ってみたが。

 平和の繁栄の1945年体制が揺らぎ始めた。

 国際秩序は経済の行方が握っている。

 覇権争いはデジタル化の進捗が鍵を握る。

つまり

1945年~1989年米国対ソ連の冷戦時代

 1989年~2001年米国の絶頂時代

 2001年~2020年米国の力の翳り時代

 2020年~     米国と中国との覇権争い

 この構図は変わらない。

 現場では デジタル化が大きく進んで、

 オンライン会議など身近になっている。

 又高齢化、人手不足から、農業関係では、機械化

 デジタル化がコロナ禍で拍車がかかっている。

 

 お盆をすぎても、暑さは増しているようだ。

 

 そこで石垣りんさんの詩から 

旅情

 

ふと覚めた枕もとに

秋が来ていた。

 

遠くから来た、という

去年からか、ときく

もつと前だ、と答える。

 

おととしか、ときく

いやもつと遠い、という。

 

では去年私のところにきた秋は何なのか

ときく。

あの秋は別の秋だ、

去年の秋はもうずつと先の方へ行つている

という。

 

先の方というと未来か、ときく、

いや違う、

未来とはこれからくるものを指すのだろう?

ときかれる。

返事にこまる。

 

では過去の方へ行つたのか、ときく。

過去へは戻れない、

そのことはお前と同じだ、という。

 

がきていた。

遠くからきた、という。

遠くへ行こう、という

 

> さて今週の俳句からは

  仙台一高楡の会俳句部の選句と講評を掲載します。

 

 楡の会俳句部選句及び講評    赤間  学

天 18 無骨なる南瓜どっかと朝の市

 季語の「南瓜」」がしっかりと写生されている。

とくに「どっかと朝の市」とは南瓜の質感、

その朝市の雰囲気、その風土が伝わってくる。

簡潔にして俳句としての様式を存分に活かしている。

 

地 17 道の辺の木槿無心に咲いてをり

 季語の「木槿」の様子が見えてきます。

どのうように見えたかというと「無心」に咲いている

と見たのです。

それは作者の木槿を見るときの姿勢や心持が見えて

来るという事ですね。

この句も俳句様式での表現方法を踏破してますね。

 

人 29 風運ぶカウベルの音(ね)や山滴る

 春夏秋冬は「山笑う」「山滴る」「山装う」

「山眠る」という季語をもつ。

夏の季語「山滴る」と熊除けのカウベルの音が山に

鳴っている風景が見えてきました。

  参考として

  カウベルの風の中なり山滴る

 

佳作15 山暮れて群青無辺蕎麦の花

 上五の「山暮れて」を夕暮れの景色、明け方の

景色をイメージしました。

中七の「群青無辺」を広大な深い蒼き世界と解しました。

下五の「蕎麦の花」で「可憐な白い花の咲く高原の

畑の画像がみえました。

 夏の七ヶ宿の蕎麦畑をイメージしました。

 

佳作13  雷鳥や子に注ぐ愛限り無し

雷鳥見て感動している姿がみえます。

  参考として

雷鳥の子に注ぐ愛限り無し

と一気に詠ませても感動が伝わってきますね。

 

佳作20 無伴奏パユの笛の音秋澄めり

フルートの名手パユを讃えた俳句ですね。

 参考として

  無伴奏のパユのフルート秋澄めり。

 季語の「秋澄む」、「秋澄めり」が効いていますね

 

佳作31 あぜ道の穂先も重き落とし水

 「落とし水」、「「落し水」は稲穂が垂れ始めたころ、

水口を塞ぎ、田の尻の畦を切り、その成長に不要

となった水を落とす。

そうして刈入に備え田を干す。

落ち行く水音に、しみじみとした秋を覚えるという

季語ですね。

 「あぜ道の穂先も重き」も季語の中に含まれて

いるように思います。

  参考として

  あぜ道の草に風あり落し水

 

佳作51 自然薯や箸の重さに笑顔する

 自然薯、「山の芋」は秋の豊潤さを表す

代表的な季語ですね。

秋の豊かさを箸の重さとして捉えたのは

すばらしいですね。

  参考として

  自然薯の箸の重さの力かな

 

佳作33  風舞ひて箱根越えたるすすきかな

 緑のススキが白くなり銀色から金色に変わる時期。

青空に穂が揺れる姿はもちろん、夕日を浴びて

キラキラ輝く姿はいいですね。

秋のピクニック気分で箱根の草原を散歩している

画面をイメージしました。

コロナ禍に旅は難しいですが、その思い出を俳句

に詠んですばらしですね。

佳作31 山百合の匂い香し根古の郷     

 山百合の匂いの中の根古の郷に住みたくなりますね。

根古の郷はどこかたと地図を見ると東松島市に

百合神社があり、近くに根古の地名がありました。

行ってみたいですね。

  参考として

  山百合に目覚めてをりぬ根古の郷

  あとがき              赤間 学

 

 お盆もすぎても、暑さは残ったままですね。

夕方にふと涼風に気づきました。

「涼新た」という季語をを改めて実感しました。

コロナ禍で旅にも出かけられず、

イライラした気分が蔓延していますが、

俳句で清涼感を味わいましょう。

 

 

暗唱句

瀧落ちて群青世界とどろけり       水原 秋桜子

釣堀に一日(ひとひ)を暮らす君子かな  高浜 虚子

紅梅の一樹をつつむしんのやみ      松村 蒼石

おぼえある橋も流れも春ゆふべ      上村 占魚

木の卓にレモンまろべりほととぎす    草間 時彦

鹿(か)の子にももの見る眼ふたつづつ  飯田 龍太

冷奴隣に灯(ともし)先んじて      石田 波郷

白地(しろじ)着てこの郷愁のどこよりぞ 加藤 楸邨

短夜のあけゆく水の匂ひかな       久保田万太郎

土を見て歩める秋のはじめかな      飯田 蛇笏

人違ひされて涼しく否(いな)といふ   星野 立子

祭笛吹くとき男佳(よ))かりける     橋本 多佳子

夏痩せて嫌ひなものは嫌ひなり      三橋 鷹女

遠い闇終(つい)の花火と知らで待つ   野沢 節子

たちまちに蜩の声揃ふなり        中村 汀女

鳴き終るときの確かに法師蝉       稲畑 汀子

 

 

> 題 「蜩」ひぐらし の赤間学の句から

 

  蜩の深空より阿部みどり女忌

 

  蜩の山里空のみずみずし

 

  蜩の朝にはお茶を絞りきる

 

  草野球蜩のこゑ浴びにけり

 

  蜩のこゑ遠きほど澄む暮天

 

  夕焼中ひぐらし骨の髄に棲む

 

  蜩に秋の遍路の影法師

 

  蜩や出羽三山の大樹また

 

  蜩や世は身を守るひとばかり 

 

  我が人生は蜩のつぶやきか

 

  蜩のいつしか幼手に曳かれ

 

  蜩のみ仏の掌のなかなるか

 

  雨上るかなかなかなとかなかなと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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米津玄師(ヨネツケンシ)「STRAY SHEEP](迷える羊)発売す

米津玄師(ヨネツケンシ)「STRAY SHEEP」(迷える羊)発売す

 

 米津玄師(ヨネツケンシ)「STRAY SHEEP」(迷える羊)

タイトルは新約聖書マタイによる福音書を始めとする

迷える羊」と訳されるアルバムでジャケットには

羊のマスクを被った人間がいる。

このジャケットはこれまでの作品四作品と同様

米津が自ら手がけている。

また、このアルバムに収録されている楽曲は、

合計244冠という偉業を成し遂げている。

アルバムには2018年以降にシングルリリースされた

Lemon」「Flamingo」「TEENAGE RIOT

海の幽霊」「馬と鹿」、

米津がプロデュースし、Foorin菅田将暉へ提供した

パプリカ」「まちがいさがし」のセルフカバーバージョンの他、

テレビドラマのタイアップで話題をさらった「感電」、

米津と親交の深い野田洋次郎が参加した「PLACEBO

を始めとする新録曲を含む合計15曲が収録される。

本来は「Lemon」以降の2年半をストーリー仕立てで

見せるようなポジティブな内容のアルバムが計画されて

おり、その制作の一環として

2020年2月から10都市を巡るライブツアー

2020 TOUR / HYPE」を開催、

そのさなかで「HYPE」という新曲を書き、

2019年のツアータイトルになっていた

<脊椎がオパールになる頃>という歌詞を含んだ

楽曲を初披露する予定であった。

しかし 2019新型コロナの影響で

2月27日の宮城公演以降は

振替公演も含めて全て中止になり、

予定されていたさいたまスーパーアリーナ公演での

ライブ映像の撮影も行えなくなった。

そこで計画を大きく変更せざるを得なくなったという

混沌とした社会状況の中で、

「自分はどういうものを作るべきなのかを

短い時間の中で考えなければならなくなった」

ことが本作のきっかけとなったという。

   8月6日朝刊読売新聞14、15面ぶちぬきで

米津玄師さんインタビュー特集記事を組んでいる。

 

 4月4日、米津はツイッターで

 「ありとあらゆるものが土台からぐらつき始めている

 を痛感しています」とつぶやいていた。

 このコロナ禍の間 何を考えていたのだろうか。

  その中で、「虐げられた側に」立って作詞する事。

 又、自粛警察のように、正義の名の下における

 他罰的な姿勢へ距離を置く事。

 世の中はさほど品行方正にできあがっている

 ものではないのだから。

「いらないもの」の矜持。

  個人として考えると、不要不急って、耳にタコが

できたが、生活に必要最低限なものを突き詰めていくと

音楽って最初の方にいらないって捨てられるもの

だったと思う、と。

 

 だから 周りから見れば必要じゃないかもしれないが、

 

自分にとっては生きてゆく上で必要なのだ、と。

 

 更に自分の中の一番の根っこの部分にある善悪や

 

美醜の判断というもの、人に渡してなるものか、と。

 

 一方、無邪気な季節は過ぎたという自覚。

 変化を肯定する方向性は目指して。

今しかできない表現があるという自覚。

  充実した紙面であった。

 

 

近作月の俳句から

 

 「滝」俳誌 投稿句(10月号掲載)

 

夏休み大恐竜の骨の下

 

炎天を待つ少年の葉切傷

 

ジャスミンの香の呼び覚ます昔かな

 

伝承碑のうすれし文字の残暑かな

 

賢治に似し人が来たるやませかな

 

猪と対峙して夏星を撒く

 

箱根登山鉄道あじさいの旅

 

 

「瀬音集 10月号 」 

 

「秋薔薇」

 

中空に蛇のうねりとばらの棘

 

夏草やあとは頼むと飛行場

 

大らかに廻る地軸や大西日  

 

天空のいのちのこゑや遠花火

 

星々の暗い空洞科学の子

 

秋薔薇衿美しく座りけり   

 

 

「仙台一高 楡の会 俳句部」メール句会 投稿句

 (仙台第一高等学校同窓会東京支部ホームページ掲載)

題 「雷」 「無」

 

遠雷や雀のけぞる鬼瓦

 

雷の奔る地球の夜明けかな

 

夏草の伸び放題の無音かな

 

涼新た本出してまた無一文

 

山を発つ万の羽蟻を見送れり

 

物音の山に響いて秋はじめ

梅雨夕焼畦に遊びし雀らも

 

 

「 青磁会 代表中山一路 」投稿句

題「残暑」「遠」

 

伝承碑のうすれし文字の残暑かな

 

秋暑し山を称へし人はいず

 

一兵卒に成り切れず秋暑し

 

秋暑し神社めぐりのバスの旅

 

秋暑しバスの旅なる寺巡り

こねこねこねと手を洗ふ残暑かな

 

奥山の沼に一人の残暑かな

 

ふと気づく目尻の皺の残暑かな

 

「遠」

天空のいのちのこゑや遠花火

 

夜店にて瀬戸物ひとつ遠花火

 

遠雷や蜜柑とありしビラの嵩

 

チェロ抱へ酒場を出でり遠花火

 

遠雷の頑固通すも疲れたり

 

 

頭より滝のシャワーを浴び登る

 

山毛欅林の滝に宿りし水の神

 

潮の香の憑きしマタギや夏霞

 

石滝の右手の崖の苔清水

 

干草の香りすなはち秋のこゑ

 

朝顔の闇を通りて咲きにけり    

 

蛍の夜土間通らせてもらひけり

 

蜩の朝に煎茶を絞りきる

 

登頂をやめたる秋思なりしやも

 

 

 

 近作  題 「七夕」

 

七夕や星はいずれも濡れゐたる  

 

七夕や寝て一畳の大宇宙

 

七夕の星に祈りし千羽鶴

 

折鶴に息吹き込みて吹き流し

 

七夕を涼しと思ふ心かな

 

下駄履きの音の軽さの七夕や

 

七夕や星の湧き出て柘榴裂け

 

七夕の夜風も恋の名残かな

 

七夕の短冊蝶の翻がえり

 

七夕にきて父母の蘇える

 

七夕の喨々とありアーケイド

 

七夕や仙台の軒ひろやかに

 

星に出て竹に飾りし七夕よ

 

七夕の浴衣流るる仙台よ

 

恋唄の聞こへ七夕竹撓る

 

七夕の群れゐてふつとちりぢりに

 

七夕の晴ゆく空に迎へられ

 

七夕の竹青空の匂ひして

 

棚機の五色彩る織りの糸

 

笹の葉の穢れ清める吹き流し

 

仙台の七夕恋し千羽鶴

 

七夕の笹に祈りの重さかな

 

七夕竹立つ地は西日ビラまかれ

 

七夕やたそがれに又よひやみに

 

七夕の夕闇ゆるく上りけり

 

七夕に揺れゐて脛の白さかな

 

七夕の短冊雲に懸かりけり   

 

あまびえの絵姿や七夕流し

 

笹飾る空に蹄の音消ゆる

 

鎮魂の碑の校舎笹竹飾る

 

七夕の月海光としてあそぶ

 

七夕の禊なりけり馬洗ふ

 

藍の風街ゆく仙台七夕

 

七夕や折鶴に息吹く込みぬ

 

アルタイトとベガ夢叶えたるこの世にも

七夕の扇に汀子七句帖

 

藍の風街ゆく仙台七夕

 

亡き父よ母よ兄貴よ星祭

 

見るからに五色の川の吹き流し

 

熟睡児の水やはらかに星祭 

 

 

   又 来週に

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