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死の権利、尊厳死、安楽死を認めるか

死の権利、尊厳死、安楽死を認めるか

 

令和2年7月23日は海の日、24日はスポーツの日、

コロナ禍による地球規模の感染が蔓延していなければ

東京オリンピックの開会式日であった。

 23日に午後8時よりネット配信で世界へ報道された。

国立競技場に一人、白血病克服の池江選手の白服の姿、

勇気と絆の希望のメッセージを発信した。

結果として梅雨寒で、九州北部を中心に豪雨もやって

くる日の式典で大変だったろうとも思うが。

 来年も同じ日程で決定したが、コロナワクチンが年初から

実施できる体制ができそうであるが、世界の情勢はどうなって

いるかで、開催の是非が決定する筈である。

 新聞社に勤める義娘が、6月始めに妻(義母)に電話で五輪は

無理になったようですねと話していたとの事でしたが。

 テレワークも一日だけで、後は四谷から大手町の本社へ息子と

一緒に通勤しているとの事である。

 

 さて、23日に一斉に報道されたのが、ALS嘱託殺人、

安楽死殺人罪に問われた医師2人の逮捕である。

 ALSは体を動かすための神経に異常が生じ、全身の筋肉が

動かせなくなる進行性の難病。

 逮捕された一人が(仙台市)・名取市で開業医の大久保愉一医師

は北海道出身、42歳、弘前大出、厚生労働省技官、2年前から

メンタルクリニックを開院、終末期の在宅ケアに取り組み、

ブログには治療を頑張りたり方はサポートしますとある。

又開院した名取市には宮城県立ガンセンターの病院がある。

 もう一人は東京の山本直樹医師、二人は15年前、電子書籍で

「扱いに困った高齢者を『枯らす』技術」を出版。

大学は違うが、医学部系だけの東日本大学体育大会等の部活が

同じで知り合いになったらしいが。

  事件は被害者がSNSに吐露、「林優里51歳」さんのブログに

「早く楽になりたい」とあった。

「指一本動かせない自分みじめ」とも

それにツイッターで安楽死容認の投稿をしていたのが大久保被告。

 日本では安楽死(積極的安楽死)の問題は、1991年の医師の

殺人罪で有罪後に、安楽死を認める4要件が示された。

「耐え難い肉体的苦痛」「死が避けられず死期が迫っている」

「肉体的苦痛を除去・緩和する他の方法がない」

「明らかな意志表示」

 がその後の司法判断の基準となった。

 いつものようにいずれも患者の主治医が病室で行為を行っていたが、

今回は自宅で薬物を投与して、又、アルバイト感覚で、

数百万円の報酬を得ていた等、以前とは大きく違う。

事件は事件としての判断が大切であるが、

 

安楽死の問題は超高齢社会の日本の課題でもある。

私は未だどうするかは決めかねているが。

家族に迷惑はかけたくないのが真実である。

だから、迷惑がかかるぐらいなら安楽死を選ぶだろうが。

 死の権利は認める方向で考えてみたい。

 

尚 自身もALSを患者のれいわ新選組の舩後靖彦参院議員のコメント。

「死ぬ権利」よりも、「生きる権利」を守る社会にしていくことが、

何よりも大切と。

どんなに障害が重くても、重篤な病でも、自らの人生を

生きたいと思える社会をつくることが大切だと。

「生きたい」と言いにくくさせ、当事者を生きづらくさせる

社会的圧力が形成していくことを危惧するとの事。

 コロナ禍の新時代は、貧しい層に皺寄せが及ぶつつある。

 弱い人々に寄りそう姿勢こそがいつの時代も重要で必要である。

 

 

 

 > 近作俳句を

 

大らかに廻る地軸や大西日

 

泰山木の花遠き日の如く

 

炎火を待つ少年の葉切傷

 

青葦原をさざなみかよふ夏衣

 

ことずてのとどく夕べや花水木

 

早立ちのひとにおにぎり柿若葉

 

メール打ち音沙汰のなし蝮草

 

郭公や久しく巻かぬ掛時計

 

淋しさにまた眼をあける啄木忌

 

星々の七夕竹をつたひくる

 

風鈴の一音落ちて暮れにけり

 

蛍火の足元こころもとなくて

 

巣穴より外をうかがふ青葉木菟

 

夏雲の湧き出る海の海豚かな

 

白雲の流れ流れて大夏野

 

花桐の空に渚をのこりけり

 

梅雨の入金魚の朱を流しけり

 

昼寝して壷のくぼみのあからみて

 

あじさゐの裏おもてあり阿弥陀仏

 

 

 

  「題  氷菓」

 

ばばへらといふも懐かし氷菓売

 

荒れはじむ海を見てゐる氷菓売

 

氷菓売国道沿ひに並び立つ

 

パラソルの農家の婆の氷菓売  

 

埠頭来る猫を見てゐる氷菓売

 

青いコックコートの菜の花バスタ

 

自転する地球のすみの氷菓売 

 

氷菓にて汗を殺すといふ次第 

 

歯のたたぬアイスキャンディー舐めてゐる

 

荒波の崩れ氷菓の汁垂るる

 

子の舐めて氷菓の棒を母の手に

 

氷菓舐め無人機の苗田へと植う

 

氷菓舐め妻と孫ゐる極楽よ

 

氷菓舐め眼下仙台城下町   

 

氷菓舐め受賞俳句を愛で至る 

 

アイス冷たし太陽は天上へ

 

古希越えて氷菓の席をあたためる

 

消毒の手にぼたと落つ氷菓かな

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