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泣き寝入りはしない

 

泣き寝入りはしない

 

ツイッターでの中傷被害が多い。

デマの投稿で名誉権や人格権を侵害された

との訴えで損害賠償として取り扱う事になった。

 SNSでの中傷は、学校のいじめと同じ構造。

「ネット暴力」「顔見えぬ恐怖」「特定の壁」

を無くす方針を明確にする事が必要だ。

 そこで「投稿者の特定」として

「発信者の氏名、住所、メールアドレス、

 IPアドレス」 開示の

裁判所の判断が決定して、政府・総務省も

手続きの迅速化が検討されている。

 新型コロナウィルスの感染者、クラスター

団体、医療機関、介護施設等への差別する

悪質な投稿やデマも排除させなければならない。

 ネット上の治安が少しでもよくなるような

制度設計をすべきである。

 

 

ここで俳句を。

 

題  素足

スりラーのビートを刻む素足かな   学

 

青空や素足の爪に海の砂

 

砂浜に伸ばす尼僧の素足かな

 

薄明のプラットファーム素足見ゆ

 

素足なり青葉繁れるてふ学舎

 

それとなく素足の指の力かな

 

生と死の間にありし素足かな

 

素足といふ美しきこゝろの調べ

 

潮騒を聞きし素足や存へむ

 

素足なり女嫌ひと言ふまじく

 

素足にてかけてくる少女ありにけり  

 

素足にてオリーブの樹へこんにちは

 

回想や素足の君は変はらずに

 

大地揺らすかに素足で駆けて来る

 

ひと雨ののちの華やぐ素足かな

 

素足行く熊野古道の森の径

 

網戸引く夜は獣めく素足かな

 

どこにでも眠る男の素足かな

 

  

 

 

題  夏落葉

 

青年は蹉跌の森へ夏落葉     学

 

夏落葉夜風も朝の名残かな

 

石垣の穴出る虫や夏落葉

 

体毛の伸び広がって夏落葉

 

夏落葉その先にある月日かな

 

北国の火山灰よな・を浴びたり夏落葉

 

夏落葉果てなき行方知らざりし

 

夏落葉扉開きし介護苑

 

カステラのうすかわあるや夏落葉

 

夏落葉山道ゆかば磨崖仏

 

夏落葉野の音消ゆる野の空に

 

青空に光を返し夏落葉

 

夏落葉足袋はほころぶほかになし

 

夏落葉油をひかぬ餃子かな

 

里山の鏡の裏や夏落葉

 

青空の窪みに溜り夏落葉

 

夏落葉点滅続く信号機

 

夏落葉神のなすままされるまま

 

夏落葉日暮を急ぐごとくなり

 

夏落葉糸屑取ってもらふとき

 

青空の嘆きのこゑや夏落葉

 

夏落葉わが青春の終りけり

 

夏落葉里は光につつまれて

 

幻燈を母の香として夏落葉

 

夏落葉二三度散りて煌きて

 

良寛の遊ぶ子のをり夏落葉

 

夏落葉老いて久しき空のいろ

 

屋根裏に獏を飼ひたり夏落葉

 

夏落葉太鼓のごときものなりて

 

 夏落葉朝から雲に日の射して

 

 夏落葉すこし仏の風まとふ

 

又降るる夏の落葉を見てゐたり

 

生きざまといふ死にざまありて夏落葉

 

夏落葉昼の空より風が吹く

 

夏落葉野兎はいつ子を産みし

 

夏落葉山刀伐峠下り来れば

 

夏落葉真昼おぼろに竜ノ口

 

夏落葉音は容を超えるかも

 

夏落葉巫女のひとりが襷して

 

死に時をときには思ふ夏落葉

 

除染夫の這入りし森の夏落葉

 

夏落葉空一枚が墜つるごと

 

夏落葉散るや原爆絵図の前

 

それとなく虚子の墓前に夏落葉

 

百万の葉の百万の夏落葉

 

真青に雨降つてゐる夏落葉

 

絵地図手に古町歩く夏落葉

 

夏落葉夕日の音に沈みけり

                                                

隠沼こもれぬ・に音立て落つり夏落葉 

 

 

 

 

題 「蚕豆」 

 

蚕豆の莢四寸に五六粒       学

 

蚕豆はさみどり水の匂ひけり

 

日照雨そばえ・来てより蚕豆の花盛り

 

軽口一つ二ツそら豆の花  

 

香の立つや空豆の皮剥きたれば

 

雷雲の近づきし蚕豆の花

 

ふるさとの風になるそら豆の花

 

放牧の牛の影空豆の花

 

蚕豆の急くこともなき余生かな

 

空豆の熟れて大地に近づきぬ

 

蚕豆を煮てささやかに生きる事

 

蚕豆を莢ごと煮るか焼くかして

 

蚕豆や玄関先に土地の酒

 

空豆に野暮な話の株価かな

 

人来るか来ないかは空豆に聞け

 

空豆を食うて祭りの準備かな

 

そら豆のその喜びを仲間とし

 

そら豆の花の咲きたり小川べり

 

そら豆の水車ゆるりと時刻む

 

そら豆の母の井戸端会議かな

 

蚕豆の福々として掌に   

 

蚕豆を手に受け風のつのりけり

 

 

 

題 鰹 

 

大空に放り上げたる鰹かな       学 

 

今更に夢と消えたる初鰹

 

大海を凹まして釣る鰹かな

 

初鰹海ゆく雲に乗つて来る  

 

初鰹茶漬けさらりと流し食ふ

 

大海を凹ませてゐる鰹漁

 

初鰹大海駆けていま此処に

 

目に浮かぶ鰹の群や金華山

 

初鰹捌く天意なる一片

 

神童のよく食べてゐる鰹かな

 

初鰹家にちちははみんなゐて

 

震災にあふも忘れて初鰹

 

青空に白雲湧きて初鰹

 

踏切の線路に零るる鰹かな

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