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父の忌やいつしか麦秋の空に

 

 

>  芸術の灯を守れ

  音楽の灯を守れ 

  ウィーン・フィル活動再開 (6月5日)

  6月10日(水)NHKBS 

  22:00~22:40 放送予定

  世界もロックダウン後の再開へ

 

>尚 6月7日 NHK俳句 「夏」 小澤選 

   入選

 

   接岸時 大タイヤ凹みたる夏    学

  

   2月の 雪匂ふ蔵王の闇の追儺かな 井上選

  

   の句同様、今回も

 

   司会の戸田菜穂さんに好評であったが、残念。

 

 

> 父の忌やいつしか麦秋の空に

 

 1975年 昭和50年 6月4日 

 父栄吉60歳 永眠。

 もう四十五年になるんだね。

 今日 6月6日(土)父の墓参りに行ってきた。

 妻と近くに住む姉と一緒に。

 供花は大郷町プラザ「道の駅」が定番。

 百合、カーネーション、菊、紫の花等いきがいい。

  又、生産者の名のついた野菜、モロヘイヤ、

 ほうれん草、レタス、玉ねぎ 茄子、ゴボウ、

 わらび、さくらんぼ、ミニトマト、種無しぶどう、

 尚大郷町の宮城県北から一ノ関市等の岩手県南は

 米どころ、餅どころでもある。

 きょうは 栗おこわ等を買って、お墓へ

 役場から瀬見が森(阿部みどり女句碑がある)

 への径で、長崎の明星中学校の見える大郷共同墓地。

 300程の墓以外は白いマリンゴールドや

 ニッコウキスゲが咲き花園に化している。

 お墓をきれいに洗って、供花を挿し、線香を

 焚き清め、コロナ禍でも何もないように

 父 母、兄 にお守り                                   

 して頂くように真剣にお祈りした。

 そばの丘には千台程の太陽光パネルがセットしてある。

 眼を転じると麦秋の空があった。

 帰りは松島経由で仙台へ。

 瑞巌寺を過ぎて 少し左へ

 双観山の展望台から松島を展望、

 代ケ埼、煙突を短くした火力発電所、島々、

 桂島を見ながら、姉の子を海水浴に連れて

 いった思い出等をはなしながら

 三色団子を食べた。お茶がじつにうまい。

 更に、酒のつまみだろうが

 莫久来ばくらい:海鞘と海鼠の肝和え注文して

 食べながらいつかこの俳句を作ろうと思った。

 

> 「滝」俳誌は3月、4月、5月、6月7日も

 句会中止。

 主宰一子さんは2句千円の紙上句会を開催して

 6月号で会員40人が参加して講評を記載。

 特集でアクターコロナと俳人欄あり。

 私も「コロナ禍の中の俳人」を寄稿。その中の俳句

 

   コロナ禍の春の寒さの自宅にて 

   

   年寄りはかかれば死ぬや春嵐

 

   医療者へ銀座の鐘や春灯し

 

   五月憂しコロナ休暇といふ次第

 

 

> 「滝」8月号 「滝集」7句提出、4句選で掲載予定:

 締切6月25日

 

  忽こつ・と立つうさぎの耳や月見草

 

  郭公や久しく巻かぬ掛時計

 

  水はじく斧ほてるなり梅雨山河

 

  髪洗ふ洞に風の吹くごとく

 

  あの~といふ容のグラス夏の雲

 

  皿割って二夜三夜経てねむの花 

 

  俤の影を濡らして青田かな

 

 

   「8月号」 瀬音集

 

    「滝」

 

   白妙の源氏の君や月見草 

 

   写生子のパレットの中風立ちぬ

 

   桜桃忌髪洗ひつゝいくつ過ぎ

 

   黒き太陽の初夏遠き記憶の疼きけり

 

   ひと夏の海へ氷河の滝しぶき

 

   コロナの世くちなはの舌炎とも  

 

 

> 7月号、仙台一高楡の会俳句部 メール句会 

  締切6月12日

 宗匠として投稿者現在13名、選句と講評、あとがき等

 選句会員は同窓生と家族で30人前後。

 尚、仙台第一高校同窓会東京支部の会報としてメール配信中。

 尚 宮城県俳句協会会員 6人。

 百足副宗匠による題「花火」「帰」、5句

  

  > 遠花火俳諧の火を消すまじく

 

    手花火に帰るべき子のをりにけり

 

    白妙の源氏の君や月見草 

 

    ひと夏の海へ氷河の滝しぶき

 

    梅雨寒やメルトダウンの無明の灯

 

 

>  「6月号」 青磁会(常総市 中山一路代表)

  題「風薫る」「天道虫」「休」8句  選句中 

 

   宿坊の大き塗椀風薫る          学

 

   天道虫スカイツリーの空高く

 

   五月憂しコロナ休暇といふ次第

 

   夏迎ふ大いなる山抱くごとく

 

   さみどりの山繭の村通りぬけ

 

   種蒔に志功天女を与へばや

 

   掴みたる鮒のぬめりや青葉冷

 

   つばくらめ畳あをくて冷たくて

 

 

「7月号」 青磁会 締切6月30日

 題 「夏めく」「芍薬」「無」 8句 予定

 

   生真面目な眉毛伸びゐて夏めきぬ    学

 

   芍薬の紅を湖畔に零したり

 

   梅雨寒やメルトダウンの無明の灯

 

   黒牛の日照雨明りや桐の花

 

   蛍の夜土間通らせてもらひけり

 

   漆負けして甚平に痒くをり

 

   滝壺に生まれし風のありにけり

 

   桜桃忌髪洗ふつついくつ過ぎ

 

   黒き太陽の初夏遠き記憶の疼きけり

 

   あの~といふ容のグラス夏の雲

 

   コロナの世くちなはの舌炎とも  

 

 

 尚 5月号での 高得点句は

 

   大空にトランペットの暮春かな    学

 

 

>     青磁会 五月号句から 赤間 学の鑑賞

 

   ゆく春や下枝に白き花残し     中山一路

 

 下句の「下枝に白き花残し」から漠然とした連想は、

 白い花の咲く樹は清潔感があって美しい、

 又白い花が咲く樹は家のシンボルツリーとして

 植えている方が多いようだ等。

  花季の順から「白い花」は白木蓮、辛夷、雪柳、

 ジョーンペリー、満天星の花、小手毬、白山吹、牡丹、

 ハナミズキ等が図鑑的に思い出した。

  句の中の「花」を最初は桜とも思ったが、

 「ゆく春」と「下枝」から判断して、

 ハナミズキの映像として鑑賞した。

  なぜしつこくしらべたかは、一読したときの

 清潔感と懐かしい感覚、何故この句の何処から

 そう感じさせるものが生れるのかという

 思いからである。

  掲句を鑑賞すると、「

 ゆく春や」と下句と分断することにより、

 「白い花残し」の「白い花」の幻影が残像として

 目の前に残る効果。だから、

 青空の中に「白い花」を見ている作者の清廉な生き方、

 真摯な暮らしぶりをうかがえしれる清々しい人生哀歌

 に仕上がったのではないかと思う次第である。

  写生した十七音の詩にその生き方がはっきり見えて

 くるのが俳句ですよといっているようでもある。

 

 

   水底の石ひかりあふ啄木忌     永島理江子

 

 上句の「水底の石ひかりあふ」という

 透明な写生に対して、下句の「啄木忌」という啄木を偲

 んでの取り合わせの句である。

  因みに石川啄木は、岩手県渋民村、盛岡、青森、函館、

 札幌、小樽、釧路、そして東京へ、歌集「一握の砂」等

 を残し、最後は小石川にて肺結核の為、享年26歳、

 妻節子、父、友人の若山牧水に看取られ、

 四月十三日永眠。

  都会での成功を夢見て破れた無念の想いが、

 四月のまだ冷たい水底で石ひかりあっている

 季節感と相通じるものを感じた。

  啄木は心の奥底のいろいろな情の断面を表現

 する事に長けており、その哀感の歌を連想させて

 共鳴し合っている句姿と取り合わせた啄木忌は

 心に滲みる一句に仕上がった。

 

 

> 2020年1月から4月までの納得句。

 

  漉く紙に漉きし手をもて賜りぬ     学

 

  それぞれのふるさとにある雑煮かな

 

  藤蔓の太く捩じるる淑気かな

 

  寒鯉の寒鯉として動かざる

 

  大寒の光の粒の中にあり

 

  シベリアに遺骨残れり冬の星

 

  大鷹の命ひとつを掴みけり

 

  洗ふたび深まる藍や冬の川

 

  テノールにソプラノからむ雨水かな

 

  除染田に客土の山や日脚伸ぶ

 

  探梅の誰とも遭はぬ野山かな

 

  校庭の大樹忘れず卒業す

 

  石段のすきまにこぼるる菫かな

 

  灯の点る雛の間に父いましけり

 

 

 

> 新型コロナも地方では落ち着いてきましたが、

  プロ野球無観客試合を 6月19日からとして

  決定しています。坂本選手大城選手の抗体検査

  陽性、陰性判定それからどうするか。

  解決する課題が多いですが、少し少しずつ

  普通の日常へ、コロナと共生して

  ウイズコロナの世界をうまく作ってほしいですね。

  句会は仙台市民会館で7月5日からと予定しているが。

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