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俳誌「松の花」松尾隆信主宰 句集「福島」現代俳句管見

>俳誌「松の花」松尾隆信主宰 句集「福島」現代俳句管見

 P34 松田 知子様 鑑賞

 

> 句集「福島」 赤間 学著 第一句集

 (滝同人、青磁会、仙台一高校楡の会俳句部宗匠)

 

>   山刀伐の径薫風の立ちにけり

 

  第一章 「暮れゆく秋は」より一句。

  峠は最上町と尾花沢市を結ぶ。

  深山の径を旧暦五月芭蕉と曽良が通った。

  筆者は友人と六月に歩いた。

  午後で風も感じなかった。

 

 

>   棺なく花なく野火の餞か

 

  第二章「東日本大震災以後」よりの句。

 

  東日本太平洋沿岸の港湾施設や

  津波用河川水門等を建設する土木技術者

  だった作者は、自分が手掛けてきた建造物

  が一瞬にして崩壊するという喪失感に襲われたと

  帯にある。

 

    春恨や海ののめり来る逃げて逃げて

 

           炊出しを知らせる鉦や梅真白

 

    つばくらめ流失の家探すかに

 

    話し込む一人は拝む不如帰

 

    同姓の浜の墓標や草の花

 

    セシウムの匂ひを持たず梅雨寒し

 

 

 

>    秋天や福島ザブザブ洗ひたし

 

  第三章「福島2017」より

  

     曼珠沙華核廃絶のほむらとも

 

     除染後の墓地に冬日の移りけり

 

 

     体験者の句は実感があり重い。

 

 

>  一行の詩の祈りや冬の星

 

 

 

 

 

 

 

    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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