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2019年4月

句集「福島」平成を貫通する句集 2000年代

>大型連休、10連休が始まりました。

>会社は部署替えで仕事の場所が変わった為、

 時艱が取れず、書き込むがとどまっていましたが。

>時間ができたので句集「福島」の2000年代の句を載せますね。

>それにしても、4月27日(土)寒いですね。

 午前中に 仙台市若林区の若林浜田クリニック(整形外科)の

 浜田先生に首の骨や背骨、筋肉バランスを診てもらいました。

 高校時代 宮城県柔道界でNo.1で、東京商船大学卒業後

 世界の船舶売買等をやっていたが、北大医学部に入学した。

 兄貴と浜田A&Bクリニック(整形外科)を名取で開業

 していたが、10年程前から若林区で開業した。

 学友でもあるが、信頼できるお医者さんである。

 さて

 

>2000年代

 

> 五線譜の落つる一枚夕月夜

 

> 門も戸も明けつ放しや稲穂風

 (庄内平野、鳥海山5合目からの風景)

 

> 川岸の霧に炉を焚く蝦夷の血

 (東北歴史記念館 多賀城にて)

 

> しひようしひよう雪積み重ね寒立馬

  (青森県 尻屋崎にて)

 

> 馬橇のまだ雪蒼き中を行く

 (下北半島 大間崎にて)

 

> 禽去つて寒林の空墜ちてくる

 

> 兵士らの螺子の止まりて霜の花

  (おもちゃの兵士は夜更けに眠りにおちていますね)

 

> 初雪やジュラ紀駅より便り来る

 

> 雪はみな闇より生まる月の山

 

> 梟の森刃こぼれれの斧のあり

  (少し取り合わせの句になっているかな)

 

> 蒲団干すアジアの空の晴れきつて

  (H30年 12月28日 毎日新聞朝刊に 

   季節の歌で解説される)

 

> 大寒や主ゐぬ間の鳩時計

 

> 風花や沈黙の空語りだす

 

> 伊豆沼や白鳥鴨を羽で博つ

 

> 鐘一つ西も東も春春隣

 

> 今日はこれまでと

  尚、第三章 福島30句を 歌曲に作曲する

  話がまいこんでいる。

  できるといいな。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

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嶋田麻紀主宰「麻」通巻六一五号 三月号「句集散見」句集「福島」の紹介記事掲載

▼嶋田麻紀主宰「麻」通巻六一五号 三月号「句集散見」にて玉生志郎氏による赤間学第一句集「福島」の紹介記事。

 赤間 学氏は俳誌「滝」平成四年創刊時同人.

帯文に句集名「福島」に因んだ句「福島の火蛾にならねばならぬかな」があり、又東日本大震災により、永年手がけてきた港湾施設が一瞬にして崩壊して喪失感に襲われた事。震災後、縁あり復興・再生事業に従事しながら、近年は福島についての句作を重ねている事。いくらかでも「今」の福島を切り取っていれば幸いと作者はいっている。

 句集の中から感銘句を列挙する。

子供に対する句

  通草提げ径広げ来る子らのこゑ

  打水を了へて子らにもかけてやる

  逃げる子を叩くも楽し天花粉

父への思いの句

  いちめんの菜の花父の肩車

  藁を綯ふ掌厚き父想ふ

地球史や歴史を詠んだ句

  向日葵や土偶は並べて女なり

  マンモスの凍解進む地球かな

  木簡乃以呂波仁保部止梅雨晴間

  縄文人の骨の飢餓線冬銀河

  荒星や砂に埋もれし古代都市

  初燕ジャガタラ文の走り書き

東日本大震災を詠んだ句

  炊出しを知らせる鉦や梅真白

  能面を脱げず脱がざる凍てし春

  春灯し指差す津波到着点

その他の感銘句

  枯芒昭和は馬に乗つて来る

  海原を洗ひあげたり夕月夜

  黒胡麻をずりずり摺つて野分かな

  天地の間合を計り弓始

  太陽の黒点蛇の交むなり

 福島を詠んだ句の中から、特に印象深かった作品を以下列挙する。まさに今の福島の姿を確と切り取っている。

  被曝の町の泡立草と信号機

  被災者の戻らぬ町の無月かな

  冬日抱き白き服行く廃炉棟

  夏草や被曝の牛と生かさるる

  曼珠沙華核廃絶のほむらとも

  あの日より水仙は我が地震の花

  床に膝給ふ行幸夏の月

  秋天や福島ザブザブあらひたし

  里神楽海に呑まれし魂も来よ

 

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俳誌「軸」秋尾敏主宰「新刊紹介」に句集「福島」掲載2019.4

> 俳誌「軸」秋尾敏主宰、2019.4月号 P45

  句集「福島」の紹介  山口 明著

 

 

>ゼロといふ数の発見春の水

 

 空蝉やコップに少し指の跡

 

 捨玩具るりいろといふしぐれかな

 

 蔵王見るまんさくの咲く処から 

 

 降る雪や書きつつ文字の濃くなりぬ

 

 シャガールの絵を流星の過りけり

 

 福島はじつと見てゐる万年青の実

 

 夜の水に日の匂ひあり青葡萄

 

 あの日より水仙は我が地震の花

 

 一行の詩の祈りや冬の星

 

 

 

>昭和23年宮城県大郷町生まれ

 

 昭和54年 同人誌「斜坑」創刊同人

 

 平成4年 俳誌「滝」菅原鬨也主宰 創刊時入会

 

 平成22年 俳誌「滝」編集部長

 

 平成25年~29年 受賞多数

 

 平成30年 公益社団法人日本伝統俳句協会賞佳作一席受賞 

       句集 「福島」 朔出版 赤間 学著

 

 仙台一高校楡の会俳句部宗匠、「滝」同人、「青磁会」会員

 

 

>「福島」という重い主題を冠した著者渾身の第一句集。

 一句一句が切実で魂を震わせる。

 噛みしめるように味わう中で現地の空気に思いを馳せたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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