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句集「福島」より  第二章 2013年

>3.11 があと1週間、近づいてきましたね。

>仙台市のFM局 いずみ にて 3.11に

 東日本大震災の特集番組があるとのこと。

>そこで 「澪」俳誌の佐藤主宰の方へ

 去年に続いて震災と俳句という仮題で

 20分程度、2回にわたって話をしてほしいとの

 依頼があったとの事です。

>そこで今年は赤間学の句集「福島」から

 俳句を引用させて頂きたいとの話がありました。

>この句会はJR関係者の方々で、知り合いも多いので

 又、52年間も続いている古参句会ですので了解

 を出していますので、佐藤さんがどのような切り方で

 話されるのか興味が尽きません。

>放送時間がわからないので、すみません。

 ちょっと告示させて頂きました。

>2013年

>大空にエーテル充つる初日の出

 (おおぞらにエーテルみつるはつひので)

>青鮫の来たりて仕事始めかな

 (あおさめのきたりてしごとはじめかな)

>雪兎溶けゐて月の海があり

 (ゆきうさぎとけいてつきのうみがあり)

>直線の馬群抜け出して来る春

 (ちゅくせんのばぐんぬけだしてくるはる)

>水切つて野芹の青を一掴み

 (みずきってのぜりのあおをひとつかみ)

>湖の夕日切りたるカヌーかな

 (みずうみのゆうひきりたるカヌーかな)

>十八歳の己に出会ふ修司の忌

 (じゅうはちのおのれにであうしゅうじのき)

 修司の忌=寺山修司  5月4日

>交差点マチスの薔薇のカフェテリア

 (こうさてんマチスのばらのカフェテリア)

>垂直な柱を蔵す水芭蕉

 (すいちょくなはしらをぞうすみずばしょう)

>梅雨しとど草木深く息をせり

 (つゆしとどそうもくふかくいきをせり)

>水馬池の張力ほしいまま

 (あめんぼういけのちょうりょくほしいまま)

>滝の前おほむらさきの吹かれをり

 (たきのまえおおむらさきののふかれをり)

>一筋の水の流れや蝉の殻

 (ひとすじのみずのながれやせみのから)

>夕立の来たり瓦の見ゆるなり

 (ゆうだちのきたりかわらのみゆるなり)

>甚平着て晩年といふ軽さかな

 (じんべいきてばんねんというかるさかな)

>青空の歪みてをりぬ金魚玉

 (あおぞらのゆがみてをりぬきんぎょだま)

>七夕の蕎麦屋の熱き番茶かな

 (たなばたのそばやのあつきばんちゃかな)

>新盆や雲より山のやはらかし

 (にゅうぼんやくもよりやまのやわらかし)

>シャガールの絵を流星の過りけり

 (シャガールのえをりゅうせいのよぎりけり)

>白樺の暁司る啄木鳥

 (しらかばのあけつかさどるけらつつき)

>秋の海地球は丸くなりつつあり

 (あきのうみちきゅうはまるくなりつつあり)

>銀河鉄道の来る夜の氷頭膾

 (ぎんがてつどうのくるよのひずなます)

>露けしや什の掟を身に纏ふ

 (つゆけしやじゅうのおきてをみにまとう)

 (会津若松市日新館にて)

>次回は 2014年です。

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