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2019年1月

福島の市川先生さんに 句集「福島」の選句をして頂きました。

>郡山子の市川先生さんに 句集「福島」を選句して頂きました。
>あの日の光景は頭から離れませんとあり
 心に染みた句として選句して頂きました。
>文字のなき紙一片や牡丹雪
 棺なき花なく野火の餞(はなむけ)か
 つばくらめ流失の家探すかに
 沙羅の花はやゆふぐれの水に浮く
 福島は福島であれ夏の海
 凩や瓦礫は今も街の中
 俤の消ゆるはいつも雪の中
 野馬追の風になりたる馬の子よ
 福島の復興の灯の牡丹焚き
 一行の詩(うた)の祈りや冬の星
>本当に丁寧に読んで頂き感謝します。

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仁科源一氏詩集「飛礫収め」より 蒼い坂 他

>仁科源一氏詩集「飛礫収め」より 

 蒼い坂

 蒼い雲でおおわれた

 蒼い坂をのぼっていく

 見失った父を探して

 本当は

 居なければいいと

 父を見捨てたのだった

 蒼い坂の向こうは

 蒼い雲がおおっている

 父はどこにいるのか

 会って何と言おうか

 見失った父を探して

 蒼い坂をのぼっていく

>ともしび

 故郷の訛りは消えなかった

 

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仁科源一氏の詩集「飛礫収め」より 父が少年だったとき

>友人 仁科源一氏とは 弘前大学時代、音楽科の

  聴講生としてオーケストラ合奏授業中で知しった。

  八戸高校時代からテンパ二ィーを演奏していたらしく

  上手かった。だが その合奏部をサークルにしようと

  したとき、辞めたいとの申し出があった。理由を聞くと

  文芸同人誌を発行したいからとの話であった。

 そんな縁で、「飛土」同人誌が発行された。 

 そこに私もいたが。

 仁科源一氏の詩集「飛礫収め」から

>父が少年だったとき

 求めながら拒んで

 親がいなくて

 不自由のない夕暮れは

 落ち着かなかった

 

 雪景色の都で叛乱した兵隊達

 野良犬を刀で切った年長の徒輩

 お汁粉食べ競争した同級生

 やがて祖国のために果てていく

 束の間の熱気と放浪の憧憬を

 チゴイネルワイゼンに託した

 坂を一気に駆け上がる日々

>尚 彼の父を私は知らない。

 この詩集で父のことを書いている。

 父を振り返る時が来たからか。

 私には 父の総括はできない。

 ただただ、ありがたい存在だっただけだから。

 

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「飛土」「斜坑」同人誌時代の友の仁科源一氏から詩集が贈られてきた

>弘前大学時代「飛土」 会社員時代八戸市で

 「斜坑」同人誌時代の仁科源一氏から

 詩集「飛礫収め」(つぶておさめ)が贈られてきた。

 元中学校の英語教師である仁科氏は現東奥新聞

 等の詩の選者等をしている。

 「詩集」「火鑚」「夏の鳥」「くさぶえ」「葉音の歌」

 合同詩集「漂遊の谺」をすでに上梓している。

> 詩集「飛礫収め」(つぶておさめ)の中から

  ソノ・シート

 相変わらず空腹で

 自由はいかがわしく

 やわらかく薄い

 安っぽい音盤を

 父はくり返し聞いていた

 花も嵐も踏み越えてと歌い

 臨時ニュースの

 真珠湾攻撃を勇ましく告げた

 薄っぺらな音盤を

 父はくり返し聞いていた

>父親への思いの詩集である。

>私にとっては いまだ 父は父である。

 

>柿の花父の行李に長江と   学

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感謝、山田真砂年先生の句集「福島」鑑賞

>寒中お見舞い申し上げます。
 の文面から 結社未来図の伊豆市の山田真砂年先生から、
 句集「福島」2018.11.1朔出叛 赤間 学著に対して
 自分の世界を確立させ詩情豊かな句集 だと批評して
 頂きました。
>又 
 「凍て解けて崖の窪みの苔斑」
 「封鎖してジャングルジムは灼けてゐる」
 「海鞘食へば幽かに動く蒙古斑」
 の選句をして頂きました。
 感謝致します。

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歌会始め 贈られしひまはりの種は生え揃ひ葉を広げゆく初夏の光に

>1月16日 歌会始めがあり

 天皇陛下が

 「贈られしひまはりの種は生え揃ひ 葉を広げゆく初夏の光に」

 と詠まれた。

 召人は 俳人鷹羽狩行さん、歌人栗田京子さんの吟じであった。

 声が通り長い余韻もあり、すばらしいかった。

 天皇陛下は 阪神淡路地震10年後に贈られた御所の「はるかのひまわり」の事

 を詠まれ、又 福島県いわき市のひまわり信用金庫の花壇のはるかのひまわり

 等を同時に時空を越えて詠まれたように私には思ったが。

> なお 私の句集「福島」2018、11,1朔出版 刊行 に

> 来て知るやひまはりの空の高さを   学

 の句も掲載されています。

 是非一読を、朔出叛、アマゾン通販等でご購入を宜しくお願い致します。

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大久保白村氏に 句集「福島」の選句をして頂きました

>大久保白村先生(日本伝統俳句協会副会長)に


 句集「福島」をご拝読して頂きました。

 大変うれしく、感激しております。




>大久保白村先生の御筆に書かれてある手紙の選句でした。



>「しひょうしひょう雪積み重ね寒立馬」


 「秋風を袂に隠すイタコかな」


 「東北の背骨真直ぐ甲虫」


 「俤の消ゆるはいつも雪の中」


 「紅梅はまだ早かりし白石忌」


 「星々の光差し込む翁の忌」


 「一片の凍てし乾パン忘れまい」

 

 の選句に感謝致します。





追伸


 大久保先生の御父上様は初代海上保安長官であり、日本の海洋法の


 生みの親であり、港湾法等海上運航の安全の礎となりました。


 仕事柄、港湾施設築造工事の折、運輸省(現国交省)海上保安庁等に


 お世話になりました。


 (当方、日本港湾空港建設協会連合会元理事)



 


 >更に、大久保先生の蕪村賞受賞句集「海にも嶺のあるごとく」


  のご贈呈を頂きまして、熟読玩味を重ね、研鑽に努める覚悟


  でございます。ありがとうございました。

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愛媛新聞 「季のうた」(松の内の句) 掲載される

>愛媛新聞 朝刊 2019年1月7日(月) 
 
 2面 「季のうた」 土肥あき子さん監修で
 『 突堤に四股踏んでゐる松の内   
                       赤間 学 』
> 四股とは力士が両足を開き、交互に高く
 上げては踏み下ろす動作。祭礼では地を踏み
 
 鎮め、春先の大地を目覚めさせると伝わる凛々
 しく力強い所作である。
  掲句の松の内に踏む四股は、新しい一年に向けての
 思いを自ら刻むためのものであり、また一年の無事を
 念じるものでもあるだろう。
>  作者は仙台在住、突堤の先に広がる穏やかな海が
 奪っていったものをへの無念の思いが胸に迫る。
 「滝」同人。
> 土肥あき子さんの鑑賞文に感謝致します。
尚 土肥あき子さんについては 俳句年間2018年から
> 『マフラーに言葉半分隠しけり 』
   『花人の誰もぽかんとして帰る 』
   『氷菓子に楽しきことを数へ合ふ』
   『大盛りのご飯のやうな花の山』
   『冷まじや木は木の匂ひして倒れ』
   『万歳をして泣く赤子豊の秋』  等
  「絵空」は女性四人の同人雑誌であるが、すでに
  24回 「いわき」市への吟行を果たし、
  震災復興を女性らしい視点で実践している。
>とてもすばらしい方に評して頂きありがとうございました。

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赤間 学の句集「福島」重版中

>句集「福島」 赤間 学著 朔出版 重版中です

>読んで頂いた方々、感謝します。

>朝日新聞に句集「福島」の紹介記事が掲載され

 又 みちのく 12句 赤間 学新作の掲載等 感謝致します。

 更に、毎日新聞にも 季語刻々で 句集「福島」の

 「蒲団干すアジアの空の晴れきつて」を掲載して頂き

 うれしくて、涙が出てきます。

 そして、関 悦史さんのブログ、大井恒行さんのブログに

 句集「福島」の紹介、選句までして頂きまして

 望外の喜びです。

>是非、「福島」 を忘れないで下さいね。

> 下記は赤間 学のフェイスブックです

        https://www.facebook.com/manabu.akama?fref=nf&__tn__=%2Cdm*F-R&eid=ARB_WCP9QD-S4-cL6FYvPMGZS7oB2wsLf0UnWn9Y4sVA8z0I71KNSLAswOh_gPzq-2F7l7XzsV-_vtvr

 

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句集「福島」批評、関悦史さん「閑中俳句日記(別館)ブログ」

>句集「福島」 関悦史さん「閑中俳句日記(別館)ブログで
 選句をして頂きました。
 →カテゴリー 句集 → アーカイブ2018年 12月
 取り上げている俳人句集
 高山れおな句集「冬の旅、夏の夢」
 宇多喜代子句集「森へ」
 佐怒賀正美句集「無二」
 赤間 学 句集 「福島」等
 著者:「仙台一高楡の会俳句部宗匠」「滝」同人。「青磁会」会員。
>関悦史さんの選句です

>エジプトの天秤思ふ春の月

 

>板の間に眠る子のをり雲の峰

 

>豚カツにキャベツ大盛り更衣

 

>縄文人の骨の飢餓線冬銀河

 

>捨玩具るりいろといふしぐれかな

 

>鎌池と鉈池のあり紅葉山

 

>立つ雲に閃光の夜や沖縄忌

 

>滝の前おほむらさきの吹かれをり

 

>一握りの新米を盛る家祠

 

>除染女の日焼の顔にマスク痕

 

>大海にセシウム洩るる炎暑かな

 

>床に膝給ふ行幸夏の月

 

>来て知るや向日葵の空の高さを

 

>一時帰宅花野の雨となりにけり

 

>父母を沖に見しより星月夜



関悦史さん 句集「福島」を取りあげて頂き感謝致します。

 

 

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句集「福島」 Ⅱ章 東日本大震災以後 2013年

>句集「福島」 Ⅱ章 東日本大震災以後 
>2013年
>大空にエーテル充つる初日の出
>青鮫の来たりて仕事始かな
>雪兎溶けゐて月の海があり
>直線の馬群抜け出して来る春
>水切つて野芹の青を一掴(ひとつか)み
>潮の夕日切りたるカヌーかな
>十八歳の己に出合ふ修司の忌
>交差点マティスの薔薇(ばら)のカフェテラス
>垂直の柱を蔵す水芭蕉
>梅雨しとど草木深く息をせり
>水馬池の張力ほしいまま
>滝の前おほむらさきの吹かれをり
>一筋の水の流れや蝉の殻
>夕立の来たり瓦の見ゆるなり
>甚平着て晩年といふ軽さかな
>青空の歪みてをりぬ金魚玉
>七夕の蕎麦屋の熱き番茶かな
>新盆や雲より山のやはらかし
>シャガールの絵を流星の過(よぎ)りけり
>白樺(しらかば)の暁司(あけつかさど)る啄木鳥(けらつつき)
>秋の海地球は丸くなりつつあり
>銀河鉄道の来る夜の氷頭膾(ひずなます)
>露けしや什(じふ)の掟を身に纏(まと)ふ

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大井恒行さんブログ 「被曝の町の泡立草と信号機」句集「福島」

>句集「福島」赤間 学著 朔出叛の反響。
>大井恒行さんブログ。
 (元総合誌「俳句空間」、「俳句界」の編集顧問)
 →俳句新空間→大井恒行の日々彼是.。
 → 2018年 12月分
 紹介句集 
 俳人 大牧 広、赤間  学、林 亮、宇多喜代子、高山れおな、安西 篤、
     竹中 宏、大井恒行、 林 桂、関 悦史、 岸本マチ子、 桑原三郎等、
>以上、句集「福島」の中で大井恒行さんに選句して頂いた句群です。
>いちめんの菜の花父の肩車      学
 蒲団干すアジアの空の晴れきつて
   海原を洗ひあげたり夕月夜
   草枕理(わり)無き老のしぐれかな
   能面を脱げず脱がざる凍てし春
   棺なく花なく野火の餞(はなむけ)
   封鎖してジャンブルジムは灼けてゐる
   暫くは焚火に滅ぶばかりなり
   こひのぼり居久根(ゐぐね)の影に骨の家
   立木みな谷に傾ぎぬ蟬時雨
   がんらんどうの相馬双葉や秋の空
   蝶ヒマラヤを越ゆ海底に大和
   セシウムの匂ひを持たず梅雨寒し
   桃青忌蚤蟬蛙皆化身
   床に膝給ふ行幸夏の月
   来て知るや向日葵の空の高さを
   白鳥帰るいまだ不明者ゐる海を


 大井恒行さんに感謝致します。

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毎日新聞 12月28日 カルチャー季語刻々 句集「福島」掲載

>句集「福島」 赤間 学著 朔出叛 絶賛刊行中
 
>平成30年12月28日 (金)毎日新聞 
 カルチャー 「季語刻々」に
 「蒲団干すアジアの空の晴れきつて」   赤間 学 
 (「句集 福島」)より
 が掲載されました。
 感謝します。
 朔出叛、アマゾン通販等で購入可能です。
 宜しくお願い致します。 
 

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句集「福島」 Ⅱ章 東日本大震災以後 2012年

>句集「福島」 Ⅱ章 東日本大震災以後
 2012年
>墨汁の一滴落つる寒(かん)の水
>寒晴(かんばれ)や花の浮き出る洗ひ張り
>待春(たいしゅん)の古き楽譜の走り書き
>如月(きさらぎ)の馬如月の光なり
>梅林(ばいりん)の中に入(はい)つてゆく軍手
>春光や大海揺する鮭の稚魚
>春蝉の死や少年の喉仏(のどぼとけ)
>散り初めて花の盛りになかりけり
>こひのぼり居久の根(いぐね)の影に骨の家
>ざりざりと髪の切らるる雲の峰
>立つ雲に閃光(せんこう)の夜や沖縄忌(おきなわき)
>政宗(まさむね)の子への詫(わ)び状風入るる
>真直ぐに真鯉群れ来る大暑かな
>海荒れて浜に火を焚く暖鳥(ぬくめどり)
>一葉忌(いちようき)七輪(しちりん)の炎(ひ)のうつくしく
>大寺(おおでら)の屋根の反(そ)りたる小春(こはる)かな
>王義之(おうぎし)の模写の手鑑(てかがみ)雪山河
>荒星(あらぼし)や砂に埋もれし古代都市

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句集「福島」 Ⅱ章 東日本大震災後 2011年

句集「福島」 Ⅱ章 東日本大震災後 
 
  2011年
>文字のなき紙一片や牡丹雪(ぼたんゆき)
>春浅し津波ひたひた陸奥国府(むつこくふ)
>春恨(しゅんこん)や海のめり来る逃げて逃げて
>新聞紙に釘付けになる朧(おぼろ)かな
>炊出(たきだ)しを知らせる鉦(かね)や梅真白(うめましろ)
>繋(つな)がりし携帯の灯や春火垂(はるほた)る
>能面(のうめん)を脱(ぬ)げず脱(ぬ)がざる凍(い)てし春
>棺(ひつぎ)なく花なく野火(のび)の贐(はなむけ)か
>蔵王見るまんさくの咲く処(ところ)から
>蓮華田(れんげだ)の先で鉄路の途切れけり
>三陸の空しならせて鳥帰る
>目刺焼き余震が来ると身を固め
>仰向(あおむ)けに眠らせてやる花の下
>頬杖(ほおづえ)の指の冷えけり菜種梅雨(なたねつゆ)
>つばくらめ流失の家探すかに
>陽炎(かげろう)の人ら柩(ひつぎ)を掘り出しぬ
>水道管枝分かれして春の空
>小さな春の日溜りや灯浮標(とうふひょう)
>万力を締め上げてゆく鳥雲に
>日高見(ひたかみ)の長き暮色や行々子(ぎょうぎょうし)
>たましひの色貰(もら)ひたる火垂(ほた)るかな
>東北は背骨真直(せぼねまっす)ぐ甲虫(かぶとむし)
>話し込む一人は拝む不如帰(ほととぎす)
>蜥蜴(とかげ)鳴く万葉人は膝立てて
>漆黒(しっこく)の闇に魚(うお)をり月見草
>沙羅(しゃら)の花はやゆふ(う)ぐれの水に浮く
>凶報(きょうほう)の他(ほか)なに待たむ夏椿
>漢(やから)をり泰山木(たいさんぼく)を見てをりぬ
>夕焼の馬の身に沁(し)むその途中
>封鎖してジャングルジムは灼けてゐ(い)る
>蒲(がま)の穂や被災ラジオの尋ね人
>福島は福島であれ夏の海
>土器(かわらけ)に箆(へら)の痕(あと)あり稲の花
>黒胡麻をずりずり摺(す)つて野分(にわけ)かな
>鎌池(かまいけ)と鉈池(なたいけ)のあり紅葉山(もみじやま)
>秋の日や蔵の漆喰(しっくい)地まで塗(ぬ)る
>凩(こがらし)や瓦礫(がれき)は今も街の中
>暫(しばら)くは焚火(たきび)に滅ぶばかりなり
>指揮棒のしはぶき止むを待ちてをり
>暁(あかつき)に裸木(はだかぎ)の他(ほか)なかりけり
>冬の蝶電球の灯(とも〉りつつ消ゆ
>この空の齎(もたら)す寒さ言ひ別る
>海深く雪あたたかく息をせり
>人類に尾てい骨ありペチカ燃ゆ
>雪しんしん絵本の兎動きけり
>降る雪や書きつつ文字の濃くなりぬ
>俤(おもかげ)の消ゆるはいつも雪の中
>雪原に機関車の音赤き月
 次ページは 2012年に続きます。

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句集「福島」 Ⅲ章 福島2017

>句集 「福島」 赤間 学著  朔出叛  H30.11.1 刊行
>Ⅲ章 福島2017
>あの日より水仙は我が地震(ない)の花
>一片の凍(い)てし乾(かん)パン忘れまい
>避難所のふるさと語る吊(つる)し雛(ひな)
>地震に津波に耐へ被爆鳥雲(とりくも)に
>野馬追(のまおい)の風になりたる馬の子よ
>福島のあしたの空へ菊根分(きくねわけ)
>溝浚(みぞさら)ふ人ら春日(はるび)の中に居(お)り
>桜東風(さくらこち)解体進む仮設かな
>子に伝ふ被曝のようす花の雨
>猪檻(ししおり)の置かれ落花(らっか)の始まりぬ
>床に膝(ひざ)給ふ行幸(ぎょうこう)夏の月
>決壊の溜池(ためいけ)ぬらす蛍かな
>百日紅(さるすべり)昔のままの水飲場
>夏霧の晴れて野馬追帰省バス
>来て知るや向日葵(ひまわり)の空の高さを
>福島の火蛾(ひが)にならねばならぬかな
>一時帰宅花野の雨となりにけり
>爽やかに眸(め)にて聴きゐるボランティア
>父母を沖に見しより星月夜
>秋天(しゅうてん)や福島ザブザブ洗ひたし
>原発事故に遭(あ)へどなほ鮭遡上(さけそじょう)
>開通の線路のきしみ雁渡(かりわた)る
>被災者のその後聞きゐる夜長(よなが)かな
>福島や復興の灯の牡丹焚(ぼたんた)き
>里神楽(さとかぐら)海に呑(の)まれし魂(たま)も来(こ)し
>除染後の墓地に冬日の移りけり
>一行の詩(うた)の祈りや冬の星
>去年今年(こぞことし)消してはならぬ村ひとつ
>白鳥帰るいまだ不明者ゐる海を
>種芋(たねいも)を歩幅に合はせ植ゑにけり

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句集「福島」 赤間 学著 経歴

>経歴
>昭和23年 4月2日宮城県大郷町生まれ 粕川小、明星中卒業
 昭和41年  宮城県内高校生俳句吟行会に参加
         高校生時代、第20回大分国体(短距離、幅跳び)
                    インターハイ等に出場
 昭和44年 弘前大学同人誌「飛土」創刊同人
         (弘前大学フィルハーモニー管弦楽団創始メンバー 
          現OBOG会長、6月にOBOG会演奏会弘前市民会館で。
          陸上競技部、スキー競技部 活動)
 昭和54年 若築建設(株)八戸工事事務所勤務中、
         「飛土」仁科源一氏と同人誌「斜坑」創刊同人
 
 平成4年  「滝」菅原鬨也主宰創刊時、兄白石紹介入会
 平成23年 3月11日 東日本大震災
 平成26年 宮城県芸術協会文芸賞受賞
        宮城県俳句協会俳句賞正賞受賞
 
 平成27年 「滝」賞受賞
 平成28年 宮城県俳句大会河北新報社賞受賞
 
 平成29年 日本伝統俳句協会賞本選二次通過
 平成30年 日本伝統俳句協会佳作一席受賞
 日本伝統俳句協会会員
 宮城県芸術協会会員
 宮城県俳句協会会員
 仙台一高楡の会俳句部宗匠
 「滝」同人
 「青磁会」会員
 一般社団法人 日本港湾空港建設協会連合会元理事
 現在 ㈱IDA勤務
 現住所 981-0031 宮城県仙台市太白区泉崎1丁目18-35
 メール nbk10022@nifty.com
 

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句集「福島」 あとがき

>あとがき
>このたび、第一句集「福島」を上梓する運びとなりました。
>句集を編むきっかけは東日本大震災、福島第一原発事故
  に遭遇して人類が、そして自然がどのように変わったのか
  を知りたかったからです。
>本書は₁Ⅰ章を「暮れゆく秋は」、Ⅱ章を「東日本大震災以後」
  とし、震災から七年目の福島の今を「福島二〇一七」として
  Ⅲ章に纏めました。
>また、Ⅰ章、Ⅱ章の、後に、「松島」の抄を付したのは、私の
 俳句の定点観測定点が松島であるからです。その理由は
 、初めて参加した第五十回松島芭蕉祭全国俳句大会(平成
  十六年)において、
  兼題の部で
  長谷川櫂特選一席「暮れてなほ暮れゆく秋やみちのくは」
  嘱目の部で
  高野ムツオ選特選二席「捨玩具るりいろといふしぐれかな」
  が入選したことによります。
  長谷川櫂先生からは「五千余句の中で一読してこの句しか
  ない。古き歴史を踏まえてみちのくの暮れゆく秋をあまねく
  表現している」との選評を頂き、
  高野ムツオ先生には「松島の海に浮かんでいる思い出の
  玩具にさっと時雨がきた風景を切り取って今日の秀句である」
  と評されました。それ以来、俳句に魅了され、折にふれて、
  松島を詠み続けてきたからです。
> 私は大震災に襲われた東日本太平洋沿岸の港湾施設、
  津波用河川水門、揚排水機場等を主に建設してきた
  土木技術者です。
  東日本大震災によって、長年自分が手がけてきた建造物
  が一瞬にして崩壊するという大きな喪失感に襲われました。
> 震災の後、縁あって国の発注者支援技術者として復興・
 再生事業に従事しています。
 近年では特に印象深い福島について句作を重ねてまいり
 ました。いくらかでも「福島」の「今」を詠めていれば幸いです。
>「滝」創刊主宰の菅原鬨也先生にはご生前に格別のご指導
 を賜りました。
>これから自分の目で見たものを切り取りながら俳句を詠んで
 いければと思っています。
 本書の出叛に関わってくださった皆様、さらにこの拙い句集を
 読んで頂いた方々に心より感謝申し上げます。
 
>是非 一読をしてみて下さいね。
  宜しくお願い頂きします。

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句集「福島」 二刷重版刊行中です

>句集「福島」二刷重版刊行中です。
>一部 朔出叛だけでなく、 アマゾン通販でも売れているらしい。
>アマゾン通販 句集福島 赤間 学著 朔出叛で検索可。
>又 朔出叛では  10月発売 高野ムツオ氏の「いのちの俳句」
 11月発売 句集「福島」 12月発売 高山れおな氏の句集
 「冬の旅等」と掲載されていますので、是非朔出叛で購入を。
 また覗いて頂ければ うれしいです。
 「海の音」で今年度蛇笏賞の友岡子郷も掲載されておりますが、
 激励のお手紙を頂きました。感謝です。
>12月2日 朝日新聞 朝刊 俳句短歌欄の下の風信欄で 
 句集「福島」赤間 学著 朔出叛 の紹介記事が掲載された 
 のが、影響大だと思うが。
>12月19日 朝日新聞 夕刊デジタル 文芸 回顧2018の頁 
 これが最後のノンフィクション 佐藤愛子さん新刊、
 「冥界からの電話」の左隣の「あるきだす言葉たち」 のコーナー
 に赤間 学 タイトル みちのく 12句は掲載されました。
     みちのく    
                        赤間 学
 みちのくの深き黙(もだ)あり牡蠣筏
 
 一粒の露亡き人の星結ぶ
 
 秋茜(あきあかね)三内丸山掘立柱(さんないまるやまほったてばしら)
 停車場の賢治のセロも雁のころ
 小春凪島のみどりを湛へつゝ
 冬日てらてらと阿佐緒の泪痕
 散るものを散らし尽して冬の空
 三陸の風になりたりラガーたち
 電柱に昭和の灯る寒暮かな
 岩洞湖の鴉も凍てに堪へざるか
 松明の中に年逝く月の山
 みちのくのざらつく空や冬木の芽
 今年は本当にありがとうございました。
 来年も宜しくお願いします
 去年今年時の流れにちょいと竿
 
 
 
 

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