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1号機炉心溶解(メルトダウン)、まさか早、津波4時間後!

1号機炉心溶解(メルトダウン)、まさか早、津波4時間後!

5月15日

東京電力は5月15日、2ヶ月後に、福島第一原子力発電所1号機
の炉心溶解(メルトダウン)を公表した。
最近起きたのではなかったのだ。
まさか。
それが3月11日中なんて。
4時間後には、始まっていたとは。
国民の99.9%がわからなかったと思う隠し事である。

 東電は中央正御室で地震直後から記憶されたデーターを基にする
と、同原発に津波が襲った時間、東日本地震の約45分後の午後3
時30分、から原子炉の冷却機能が働かなかったと仮定し、原子炉
の水位や炉心温度から推定した。
 その結果、津波襲来から約4時間後の3月11日、午後7時30分
頃には原子炉の水位は約10m低下し、全燃料が水面から露出。
そして、20分後の同7時50分頃には、燃料体の中心上部の約6割
が崩落した。
水がないと、そんなに早く、燃料ペレットの崩壊が始まるとは。

燃料ペレットが圧力容器の底に剥落して、炉心温度も午後6時過ぎ
から温度の上昇が始まり、約300度に、さらに午後9時には、
2800度にも達した。

少し原子炉に関して知識があると思っていたが、常識が通用しない。
原子力委員会メンバー誰も、こんなに早くメルトダウンするとは言って
いなかった。非常用電源で8時間もつが、その後の電源確保が課題
だといっていただけだ。

6時間程で、圧力容器が2800度のなり、圧力がいくらになったのか
は発表されていないが、元設計に携わったGMの設計者によると、
設計の最大気圧が4気圧であったのに設計気圧をオーバーして、
10気圧ぐらいになったと思うと言っていた。
 設計の安全率は3倍であるので、圧力12気圧が最大値であった。

これでは、東電、安全保安院、政府は、余程あわてたと思う。
私などは、、仙台市の富沢中学校の体育館で、雪交じりの夜中に
避難者のトイレの誘導や、夜回り巡視をしていたが。
一般の人は津波のことで、福島原発が本当にどうなっていたのか、
わからなかったのだろう。

しかし、この事実をなぜ、2ヶ月経ってから発表したの。

3月12日午前3時にはベント(圧力低減のため、容器内の放射能
のガスを放出すること)を海江田経産相が指示して、東電は動かず
首相が午前7時に現場へヘリで行きベントの指示をしたのは、
この状況を知ってのことであると思われる。

国会でもこの危機管理の時間経過の対処について、政府の不備を
指摘していたが。
この首相の指示でも、東電は動かず、大阪へ出張中の社長が
北沢防衛大臣からヘリの使用を断られたためもあり、午前10時に
本社に着き、現場に連絡し、午後10時10分にベントを開始した。
因みに、中国へ出張中の会長は午後4時に本社着。
午後10時に冷却のために、炉心へ海中投入(廃炉を覚悟して)。

東電は最終決定者は、会長、次が社長である。
会長、社長が、判断するしかない危機管理の会社である。
現在、米国の原発の現場マニュアルでは、現場所長が炉心を止める
ことも、ベントを開放することができる危機管理マニュアルになっている。

政府は、早くから原発の放射能漏れを知っていた。
住民には混乱が起きるのを防止するために、地震後 3月11日午後
9時23分に福島原発から3キロ圏内に避難指示を出し、
下記の順序で出しているのと、今日発表あった、原子炉のメルトダウン
の速さ、放射能放出への過程までを、時系列にみれば、
政府のあわてぶりと、情報の隠し体質、枝野官房長官の知らないふり
で、自分に責任が及ばない危機管理の一般人にはわからない話し方
であったのが、何となくわかるような気がする。

参考;政府の対応:
福島原発事故の非難指示時間経緯
1) 3月11日午後9時23分に 避難指示半径3キロ圏内。
2) 3月12日、午前5時44分、避難指示半径3キロから10キロへ。
3) 3月12日、午後6時30分、福島原発 水素爆発音か、
   白い煙で避難指示。20キロへ
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103120582.html

この事実から、この政府を信ぜよといわれても、信じられようか。

現実は放射能を帯びた燃料ペレットが圧力容器から、格納容器に
漏れていると考えれている。
何故なら、冷却用の水の注入と思われる高濃度汚染水、3000トン
が一号機の床に貯留していることから判断される。

2号機、3号機もいまだ実際の放射能漏れの原子炉内部がわか
らず、冷却方法も未定だ。
4号機の爆発は、1、3号機と同様水素爆発のために起きた可能
性がある。
3号機のベントの際に、水素が4号機に流入したことが考えれている。

原発事故対応の終息の工程表を発表されているが、あくまで、
仮定の条件をもとに、作成している工程表であることがわかる。

福島原発事故は、終息に向けては、まだ、入り口である。
政府は、今回の発表のように、放射能の情報を隠しておれば、
見えないだけ不安をもたせ、今後、体への影響があれば、
上記の事態であれば、政府は、初動の対応から犯罪行為を
していたことになる。

福島原発事故に関しては、初動時の、この混乱の時期とはいえ、
メルトダウンと政府、東電、保安院の発表の相関を検証すること
が重要課題になってきた。
そして、政府は、今後の原子炉情報と政府発表の整合性を取り
ながら、国民を安全安心へ導いてほしい。

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