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ボランティアは瓦礫の石綿に注意ー防塵マスク、安全靴で     仙台市はアスベスト値の公表をー防塵マスクの配布を

ボランティアは瓦礫の石綿に注意ー防塵マスク、手袋、安全靴で
仙台市はアスベスト値の公表をー防塵マスクの配布を

4月27日

東日本大震災の瓦礫にアスベスト(石綿)が含まれ、撤去にあたる
作業員やボランティアがそれを吸引して健康被害を受ける恐れがある。
ゴールデンウイークには多くのボランティアが被災地入りすると見られ
るが、厚労省でも「慎重に行動してほしい」と呼びかげている。

ボランティアが被災地入り前に、4月27日朝刊読売新聞32面「被災地
から」 がれき撤去 心を込めて の記事がある。
十数年前、何度も一緒に、沖縄の石垣島から復興中の神戸港等、全国
の港、漁港の視察を行った仲の大津波の被災地岩手県大船渡市の
株式会社明和土木金野健社長が書いた記事が載ってある。 
大船渡赤崎町のがれき撤去作業にあたっている。30日間は遺体捜査
が主だったが、今は瓦礫撤去を進めていると。
10台のバックホウと10台のダンプ作業の作業員30~40人の体制だ。
粉塵がひどく、けがの恐れもあるので作業員は防塵マスク、安全メガネ、
ワイヤメシュの手袋、安全靴などで重装備だと。
がれきも住んでいた人の貴重な財産だったもの。
写真などは保存し、遺体がまだ眠っているかもしれないので、慎重な
作業を心がけていると。
自分たちの町が一日でも早く復興できるよう懸命に取り組んでいます。
と結んでいる。
会社は大船渡市の山側にあったはずだから、助かったからのであろうが、
海側にあった弥三郎さん、佐藤さん、菊池さんの会社は流されたと。
因みに、一面のマスク着用 徹底の記事の左脇の写真に明和土木の
白いヘルメットが見える。
真ん中の方はあご紐をきちんとしめたヘルメット、防塵マスク、手袋、
反射用安全チョッキ、安全靴は見えないが、ボランティアは参考に。
 どうしても右の方のように、作業で息苦しくなり、防塵マスクを外して
作業してしまう。アズベストは鉄骨の被覆や、断熱材などに多く使用
されたので、工場などの建物の近くでは特に着用が必須である。
厚労省は職員を被災地に派遣し、注意を呼びかけ、指導員を配置する
という。
仙台市では、環境課などが、瓦礫の町のアスベスト飛散状況を測定
し、アスベスト監視を行っているが、瓦礫撤去時に、ボランティアや
請け負った作業員の方々に、そのアスベスト数値を公表して、注意を
喚起することが必要と思う。
仙台市は積極的にアスベスト値マップを公表すべし。
現在、仙台市は地区毎のアスベスト値は発表されていない。
国の福島原発事故の放射線量と同じように隠すことがあれば、市民
からノーを付きつけられるであろう。

厚労省のよると、2006年の石綿規制値前に造られた建物には、
断熱材などとして石綿が使用されている恐れがある。
がれきになると見分けるのがさらに困難だ。
阪神・淡路大震災でも、建物の解体作業に携わった男性が石綿を
吸って中皮腫を発症し、労災認定された例がある。

一方、ボランティアは、一面の写真にあるように、防塵マスクをした社員、
防塵マスクをしない社員、青ヘルの防塵マスクをしない作業員と様々
であるが、アスベストの危険を身に感じないで、がれき撤去にあたる
傾向がある。
各地のボランティアセンター(社会福祉協議会が中心)は、アスベスト
被害の実態を是非、知ってから、遠来のボランティアの方々に、
「防塵マスク、安全靴(長靴では足先が守れない)、手袋着用、瓦礫が
燃えている場合は風上に立つなどの注意点を指導してから送り出して
ほしい。
現場ではもっと丁寧な安全衛生教育が必要であり、建設関係者など
の石綿管理の経験者のボランティアの要請依頼を行い、1~3年間の
長いがれき撤去に対応してほしい。
仙台市は、仙台ガス復旧のように、ローラー作戦でチームを組んで、
地区毎のアスベスト管理を町内会などと組んで実施するなどの取り
組みを期待したい。

参考:
アスベスト
耐火性があり、建材や断熱材など広く使われてきた。
細かい繊維の固まりで土ぼこりなどと混じって空気中に散乱しやすい。
吸引すると、肺がんや中皮腫などになりやすい。

アスベスト規制の歴史と問題の所在
http://asfu.jp/page017.html

このアスベスト被害はアメリカでの危険を指摘してから、政府による
使用規制まで、10年以上もほったらかしにしていた確信犯の
犯罪行為だ。
だから、今回の大震災、大津波での瓦礫の大部分はアスベストの
規制前の建物であるともいえる。
もう一度言います。
仙台市はアスベスト値を公表し、市民に危険の喚起を促せ。
せめて、地区ごとのアスベスト値により、必要な地区へは、
防塵マスクの配布を徹底せよ。

● アスベスト被害をもたらした責任

*安全対策を怠ってきた企業の責任が重大。

 *石綿規制を実施してこなかった行政の責任も大きい。

 *労働者、国民の「知る権利」が無視されてきた問題でもある。

 *この被害は過去や現在だけの問題ではなく将来の国民的な問題である 。

 *認識が弱かった医療関係者も反省すべきである。

● アスベスト被害者の4つの側面

 *労災(労働者ばく露)としての問題

 *二次労災(家族ばく露)としての問題

 *公害(環境ばく露)としての問題

   ①工場周辺 

   ②建物解体現場

   ③産業廃棄物処理場

   ④アスベスト鉱山周辺

  *自営業者・1人親方の問題

  
  ★3・11の被災地の瓦礫撤去中のアスベスト吸引による被害

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