台風19号 被害5万6000棟に

>台風19号、2019.10.12 東日本に洪水や

 土砂災害に甚大な被害をもたらした。

>1週間が経て、被害住宅は5万6000棟に及ぶ。

 又雨の日の土曜日をむかえた。

 被災者やボランティアらは懸命に復旧作業を続けている。

 釜石市でのラクビーのカナダチームも復旧活動に

 あたっている。

 

>個人的であるが この度 宮城県吉田川が決壊した様子を

 テレビ画像や新聞の写真の大写しで報道されている。

>そして、その吉田川の決壊箇所、大郷町粕川地区の

 旧粕川小学校(現在 何年か前に廃校になった。現在は

 旧大谷小学校内に統合大郷小学校になっている。)こそが、

 私の出た粕川小学校である。

 校庭の脇がお寺を覚えていたが、この地区は旧品井沼の

 西側にあたり、明治、大正、昭和と品井沼干拓事業で

 農地になった場所である。

 祖父の代に吉田川と鳴瀬川との交差にサイホン形式の水路を

 作って水を排水して広大な農地にした場所である。

>このことを高校1年の夏の地理の宿題として、レポートした事が

 少し片隅にあり、大学もその学部へと進む事になった。

>1986年8月にも大きな洪水被害があり、国直轄事業で

 再三土手の改修工事をしてきたが、30年ぶりに又同じ

 結果をもたらした。しかし生死にかかわる点はなくて

 なんとか復旧を始めている。

 友達に電話をかけてが、一部不通であり、友達を介して

 安否と確認したりしたが、なんとかなるという話で

 少し安心した。

>又 台風が来そうであるので心配だ。

>11月15日、16日に松島のホテル壮観で、毎年粕川小学校

 100名卒業生の懇親会を開催している。

 20名が鬼籍に入ったが、例年30~40名が出席しているので

 愉しみであるが、今年はいつもと違う話が聞けそうである。

 話を聞いているのも一種のボランティアで思っているが。

 

 

 

 

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俳誌「山茶花」(主宰三村純也)で句集「福島」、今月の本棚よりに紹介

>俳誌「山茶花」(主宰三村純也)で

 句集「福島」「今月の本棚より」に紹介される。

  尚、三村純也氏がNHK俳句選者時に、

  2011年,11月特選 凩や瓦礫は今も街の中  学 

  の選を受けた縁がある。

 

>「今月の本棚より」は卯滝文雄の記事です。

 一番目に宇多喜代子さんの句集「森へ」

>二番目が赤間学句集「福島」

 

>「滝」同人赤間学氏の第一句集である。

  平成四年から平成三十年までの四百五十五句が

  収録されている。

  作者は平成四年「滝」入会、菅原鬨也に師事。

  現編集部長。東日本大震災後の人類や自然が、

  どのように変わってゆくのかを知りたかった

  というのが句集を編むきっかけとなった。

 

   暮れてなほ暮れゆく秋やみちのくは

 

   滝壺の渦の離るる晩夏かな

 

   紅葉散るたび遠くなり母の耳

 

   松島の海揺らぎなき帰雁かな

 

  どの句も哀愁が漂っている。

 

  一句目、第五十回松島芭蕉祭全国俳句大会の

  長谷川櫂 特選一席の句である。

  みちのくの秋を余すことなく伝えている。

 

 

>  甚平着て晩年といふ軽さかな

 

   鷹の巣や谷の底まで蔵王晴

 

   畳替へ父母を待ちゐる門火かな

 

   冷え曇る硝子の窓や山開

 

  一句目、作者と同じ団塊の世代は、大方の人が

  第一線を退かれていると思われる。納得の一句。

  尚 赤間学氏(主に港湾土木技術者)は 東日本震災

  後、仙台新港の国際ターミナル埠頭等、4000m程の

  沖防波堤復興事業を多賀城市の国交省事務所で技術支援

  コンサルとして従事し、後に現在は環境省の福島地方環境

  機関への技術支援業務に従事している71歳である。

 

  二句目、蔵王という地名が句の格調を高めている。

 

>  あの日より水仙は我が地震の花

 

   避難所のふるさと語る吊し雛

 

   溝浚ふ人ら春日の中に居り

 

   被災者のその後聞きゐる夜長かな

 

   震災後の福島を詠んだ句である。

 

  第三十回日本伝統俳句協会賞佳作一席(準優勝)の三十句

  も含まれている。

  

  復興再生作業は令和への時代へと引き継がれている。

 

   

 

 

 

 

 

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「滝」を容れた俳句とのことで

>俳誌「滝」の十月号 表紙句として

 滝をいれた十月号にふさわしい俳句として

 作りましたが。

 

>墨汁の滝の飛沫や星月夜

 

>滝の音ひとつの胡桃握りしめ

 

>露けしや月夜の滝の音までも

 

>滝浄土俳諧浄土稲架照れり

 

>人生や滝に紅葉の塵すこし

 

>酒二合秋の深むと滝見つゝ

 

>糸瓜見て滝見て声を出してゐる

 

>何の滝何々の里柿の秋

 

>初紅葉してみちのくの滝いくつ

 

>初紅葉蝶の翔ちゆく滝の前

 

>滝の前桜紅葉に目もくれず

 

>紅葉峪大きく開き滝の音

 

 等作りました一句をしぼると・・・。

 

 皆さまはどの句が好きかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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10月23日ひまわりコンサート で赤間 学の俳句を歌う

 

>2019.10.23 弘前市で 

 ひまわりコンサート開催

 

>行く秋や 俳句をうたう

 

 

>お話し・歌  木村直美 (赤間 学 弘前大時代の音楽仲間)

 

>ピアノ 鈴木久日子

 

>日時:2019.10. 23 (水) 開演 14:00~

 

>場所: 青森県弘前市 名曲&珈琲ひまわり2F

 

 

>チケット:1500円 (珈琲付)

 問い合わせ先 0172-35-4051

 

>プログラム  俳句と歌とピアノのコラボレーション

 

 最後に 赤間 学 暮れてなほ暮れゆく秋やみちのくは の俳句を

 作曲者 奈良岡英樹先生 歌 木村直美先生 ピアノ 鈴木久日子先生

 で演奏すること決定。

 愉しみである。

 

>尚 句集「福島」から 抜粋句により

 奈良岡英樹先生が歌曲として作曲中。

 ライブ 発表会は 2020.10.24(土)に弘前市にて開催決定。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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9月号 NHK俳句テキスト 全四週 入選佳作

> 仙台一高楡の会俳句部の投稿句と点盛り結果

  選評のメールが来た.

     赤間学が選評中心に語る宗匠、席題係が副宗匠

  百足呉光、編集部長が笹川進氏でやっている。

  選ののみの参加者20名程であるが。

>そのメールに 赤間 学の事が書いてあった。

 それが NHK俳句 9月号テキストの中に 

 入選句があったとの事。

  そうか 「滝」成田一子主宰が 長嶋さん分のNHK講師

 として添削をしており、投稿を依頼されたのでメールで

 かんたんな気分で応募したからだと分かった。

> ところがそれだけでなく 結果として 4人の選者の

 入選佳作になった。

 

> 宇多喜代子選 兼題「団扇」

    絵団扇として大は大小は小     宮城県 赤間 学

 

>長嶋 有選  兼題「クーラー」冷房

    クーラーの風絵葉書のナイルの帆  宮城県  赤間 学

 

>井上弘美選  兼題「鱧はも」

    故郷に帰れば父の鱧胡瓜      宮城県  赤間 学

 

>堀本裕樹選  兼題「暑さ」

    足裏に地震の残りし暑さかな     宮城県 まなぶくん

 

> まさかの坂ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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俳誌「ひいらぎ」7月号「連載」名著トレッキングに句集「福島」の書評掲載。

>俳誌「ひいらぎ」7月号 主宰 小路 智壽子(師系 阿波野青畝)

 神戸市灘区、俳人協会、 p18,19に「連載」、

 名著トレッキング(八十四)として平田青雲氏により

 句集「福島」の書評を掲載して頂きました。

>感謝します。

 

>赤間 学句集「福島」

 

>著者は昭和二十三年宮城県大郷町生れ。

 同四十一年宮城県内高校生俳句吟行会に参加。

 同四十四年弘前大学同人誌「飛土」創刊同人、

 後に社会人として「斜坑」創刊同人。

 平成四年俳誌「滝」創刊時に入会。

 同十六年同人。同二十二年編集部長。

 同二十六年宮城県芸術協会文芸賞、 同県俳句協会賞正賞、

「滝春秋賞」受賞

 同二十七年「滝賞」、現在「滝」同人。青磁会「会員」。

 公益法人日本伝統俳句協会会員で仙台市にお住まいである。

  この書は第一句集で(帯紙)には「東日本太平洋沿岸

 の港湾施設や津波用河川水門等を建設する土木技術者

 だった私は、東日本大震災によって、長年自分が手掛けて

 きた構造物が一瞬にして崩する壊という大きな喪失感に

 襲われた。

  震災後、復興・再生事業に従事し、近年では特に福島

 について句作を重ねてきた。いくらかでも「福島」の「今」

 を切り取れていたならば幸いである」とあり、

 <福島の火蛾にならねばならぬかな>

の一句を掲げる。

  私も著者の想いに沿い、東日本大震災、特に「福島」

 について、感動句を年度別にトレッキングしてみよう。

 

(2011年)

  春恨や海のめり来る逃げて逃げて

 

  棺なく花なく野火の錢(はなむけ)か

 

  仰向けに眠らせてやる花の下

 

  凩や瓦礫は今も街の中 

 

  万感胸に迫る上五、海上の漁船や陸上の建物を根こそぎ押し

 流し来る津波を活写する中七、恐怖に戦き叫ぶ下五と圧巻だ。

  東日本大震災の地震と津波による被害は甚大。東北と関東

 地方の太平洋沿岸での死者は無残。棺も花もなくはなむけは野火。

  一瞬の津波による死者は一時廃虚や海岸に様々な姿態で放置

 されたが、家族や隣人達が後に葬礼に従い花下に安置した。

  三月の大震災から八か月、凩荒ぶ初冬になっても街中には

 まだ瓦礫が残り、復興がままならず、原発被害の街は更に酷。

 

(2015年)

   被曝の町の泡立草と信号機

 

   秋茄子と回覧板は笊の中

 

   新米の線量記すペンの先

 

   冬すみれ被曝検査を受けにけり

 

  東日本太平洋岸でも福島県は原子力発電所の事故で放射能が

 洩れ被害が重なった。被曝の町は、住民が避難し、まだ無人。

  震災から四年経って今も、被災には転居できず避難所暮らし

 の人も多い。日々の暮らしは不便で、笊がつなぎ役である。

  原子炉から洩れた放射性物質は大気中に拡散して大地を汚染

 したが、新米の被ばく検査をするその眼は数字に鋭く光る。

  「被曝検査」は放射線の汚染度を計る。放射線量検査は、、人体

 や家畜、農水産物に限らず、環境浄化のため草木にも及ぶ。

 

 

(2016年)

   いなだ東風いまも同居の仮住ひ

 

   浜の転覆船に潮満つる夏

   

   汚染水のタンク増設秋暑し

 

   冬日抱き白き服ゆく廃炉棟

 

  震災から5年。被災地では今なお仮設住宅で同居生活を送る世帯

 がある。浜から少し寒い春風が吹くが、未来は如何ばかり。

  テレビで見たが、大きな船が浜に打ちあがっていた。津波の大きさ

 が推測され、防災の教示に保存の声をあるようだが。

  発電所の敷地に立ち並ぶ汚染水タンクは増設が続くが、汚染水の

 処理ができるまで増設は続く。汚染土の袋共々目の毒だ。

  放射線害をなくすには原子燃料を取り出し廃炉が必須。棟には

 放射線防御の白服を着た作業員が働くが、廃炉の道は長い。 

 

 

(2017年)

 

   海隠す防潮堤や冴え返る

 

   メルトダウン後の春の闇の冥(くら)く

 

   除染女の日焼の顔にマスク痕

 

   大海にセシウム洩るる炎暑かな

 

 

  津波から六年。海岸には高い防潮堤ができ人が暮らす陸と魚貝

を漁る海を断った。防潮堤の功罪が心配,作者は冴返るとした。

  「メルトダウン」は炉心が高温になって、核燃料が溶ける現象。

溶けた核燃料を原子炉から取り出のは非常に危険で困難の由。

  屋内でなく汚染地域の野外で作業する人は日焼けをするが、顔に

 大きな防御マスクを付けるからその痕が白く残る。

  「セシウム」は放射能汚染水にも含まれて人体に有害。地下水

   から海に洩れないように防護壁を作る等しても洩れは続く。

 

 

(福島 2017年)(日本伝統俳句協会賞30句、佳作一席受賞作から)

   

   桜東風解体進む仮設かな

 

   一時帰宅花野の雨となりにけり

 

   秋天や福島ザブザブ洗ひたし

 

  去年の「いなだ」が「桜」東風になり、「仮住ひ」が「解体進む仮設」

 になって喜ばしい限りだ。仮設からの幸ある転居を祈る。

  立入禁止地区の除染作業が進み、やっと「一時帰宅」が可能になった。

 荒れた屋内の整理をされるご家族の姿が彷彿する。

  一時帰宅が許されて、除染は未だ遅々たるもの。この秋天下、福島を

 丸ごと、徹底的に「ザブザブ」と洗いたいものだ。

 

   被災者のその後聞きゐる夜長かな

 

   一行の詩の祈りや冬の星

 

   去年今年(こぞことし)消してはならぬ村ひとつ

 

  福島の被災者は地震・津波の被害に加えて原発事故が重なり過酷

 である。隣人や知人の被災後を聞く懐かしくも辛い夜長である。

  「一行の詩うた」は俳句だろう。冬の星を仰いでの「祈り」は、

 世の安穏、早期のふ復興・被災者等だろうか。珠玉の一句。

  除染が終り、帰郷が許可されても、帰郷する人、望む人は極端に

 少ない。だが、生まれ育った郷土は一村をもなくせないという決意。

 

  発行所 「朔出版」(さくしゅっぱん)発行年2018.11.1  

 書評住所 三重県松阪市垣鼻町1223

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     

 

 

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俳誌「松の花」松尾隆信主宰 句集「福島」現代俳句管見

>俳誌「松の花」松尾隆信主宰 句集「福島」現代俳句管見

 P34 松田 知子様 鑑賞

 

> 句集「福島」 赤間 学著 第一句集

 (滝同人、青磁会、仙台一高校楡の会俳句部宗匠)

 

>   山刀伐の径薫風の立ちにけり

 

  第一章 「暮れゆく秋は」より一句。

  峠は最上町と尾花沢市を結ぶ。

  深山の径を旧暦五月芭蕉と曽良が通った。

  筆者は友人と六月に歩いた。

  午後で風も感じなかった。

 

 

>   棺なく花なく野火の餞か

 

  第二章「東日本大震災以後」よりの句。

 

  東日本太平洋沿岸の港湾施設や

  津波用河川水門等を建設する土木技術者

  だった作者は、自分が手掛けてきた建造物

  が一瞬にして崩壊するという喪失感に襲われたと

  帯にある。

 

    春恨や海ののめり来る逃げて逃げて

 

           炊出しを知らせる鉦や梅真白

 

    つばくらめ流失の家探すかに

 

    話し込む一人は拝む不如帰

 

    同姓の浜の墓標や草の花

 

    セシウムの匂ひを持たず梅雨寒し

 

 

 

>    秋天や福島ザブザブ洗ひたし

 

  第三章「福島2017」より

  

     曼珠沙華核廃絶のほむらとも

 

     除染後の墓地に冬日の移りけり

 

 

     体験者の句は実感があり重い。

 

 

>  一行の詩の祈りや冬の星

 

 

 

 

 

 

 

    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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宮城県俳句協会会報近刊句集紹介 赤間学句集「福島」の紹介記事

> 宮城県俳句協会会報近刊句集紹介 赤間学句集「福島」の

 紹介記事が掲載されました。

 筆者は平山 北舟さん(俳誌小熊座同人)

 

>県芸術協会文芸賞や県俳句協会俳句賞を受賞されている

 「滝」同人 赤間学さんの第一句集である。

 

>俳句開眼の句として巻頭に

    暮れてなほ暮れゆく秋やみちのくは

 を据え、

 

    帆柱の直立虚子の忌なりけり

 

    ランナーの鎖骨枯野を明るくす

 

    アフリカを発つ原人に時雨れけり

 

 など発想が豊かで広く、平易な表現ながら格調高い

 

 句が並ぶ。

 

  また赤間さんは現役の土木技術者である。

 

>この句集は、長年手がけてきた港湾施設や水門が大震災で

 

 崩壊するという大きな喪失感の中で復興・再生事業に

 

 従事し、句作を続けている記録の書でもある。

 

    大海にセシウム洩るる炎暑かな

 

    福島の火蛾にならねばならぬかな

 

    夏草や被曝の牛の生かさるる

 

    時雨るるや被曝ノートにある余白

 

 

> 以前「滝」前主宰の菅原鬨也氏によって

 

  雑誌「俳句」に季語主体の俳句として掲げられた

    

 

    夕焼を使い切つたる作業船

 

 

>みちのくへの深い愛情や自然と人間の共生を詠んだ

 

 

   松島は光の器小鳥来る

 

 

   稲架の棒立てて大星雲の中

 

 

   みちのくの源流として天の川

 

 等の句に感銘を受けて更なる句集の発刊が待たれる

 

   (朔出版発行) 筆者 平山 北舟

 

 

 

 

 

 

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俳句雑誌「門」主宰鈴木節子で、鳥居麻里子の句集「福島」鑑賞

>俳句雑誌「門」2019 5月号 P34 玲玲抄

 鳥居真里子の俳句鑑賞あり。

 

>「心臓を剝き出しになるねぶたかな」  赤間 学

 

  極彩色の極まる鬼の形相。ねぶたのその迫力は、人間の

 いっさいの血肉骨の躍動を煽り立てるかのよう。

  「心臓を剝き出し」には諸々の想像が駆け抜け、

 生きていかねばならぬという切迫感が伝わってくる。

 

 

  句集「福島」は「自分が手掛けてきた建造物が一瞬にして

 崩壊するという大きな喪失感に襲われた」とあとがきにある。

 

  「福島」の今を渾身の力で詠む。

 「秋天や福島ザブザブ洗ひたし」

 

 「あの日より水仙は我が地震の花」

 

 

> 掲載ありがとうございました。

 

>尚 鳥居真里子さんの私の好きな俳句は

 

  「某日やひらけば吹雪天袋」   鳥居真里子

 

  「噴水の背丈を決める会議かな」 鳥居真里子

 

 

 

 

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句集「福島」2011年以前 松島編より

>句集「福島」20011年以前 松島編より

 

> 2004年代

 

  捨玩具るりいろといふしぐれかな

     (すてがんぐるりいろというしぐれかな)

 

> 2005年代

 

  松島の時雨て来たり昆布巻

  (まつしまのしぐれてきたりこんぶまき)

 

  異腹のあやとる橋のしぐれかな

  (ことはらのあやとるはしのしぐれかな)

 

> 2006年代

 

  舟形山の見ゆる川辺に帰省かな

  (ふながたやまのみゆるかわべにきせいかな)

 

  時雨るるや鳴子こけしの小さき眸

  (しぐるるやなるここけしのちいさきめ)

 

> 2007年代

 

  松島の海揺らぎなき帰雁かな

  (まつしまのうみゆらぎなききがんかな)

 

  海鞘喰へば幽かに動き蒙古斑

  (ほやくえばかすかにうごきもうこはん)

>2008年代

 

  仏来て秋の日入るる雄島かな

  (ほとけきてあきのひいるるおじまかな)

 

  松島は時雨て居りぬ萩茶碗

  (まつしまはしぐれておりぬはぎちゃわん)

 

>2009年代

 

  鮭を搏つ他用なき棒や村芝居

  (さけをうつほかようなきぼうやむらしばい)

 

 

>2010年代

 

  旅にゐてなほ旅を恋ふ翁の忌

  (たびにいてなおたびをこうおきなのき)

 

  草枕理無き老いのしぐれかな

  (くさまくらわりなきおいのしぐれかな)

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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