菅総理誕生に

秋の夜長をどのようにお過ごしているでしょうか。

是非は別にして GO TO トラベル等、

日本の活性化策を打つ出され、東京も夜の営業時間が

24時まで延長されるようですね。

更に菅総理の誕生の成り行きを見るにつけても

時代はどのように動くのかわかりませんね。

これらの駆け引きを想像するのも、

それを見るのも楽しいものですが。

赤坂の夜は更けるですね。

二階幹事長の剛腕はいつまで続くか。

そんなかけひきで日本の方句が決定するのは

どうかなとも思いますが。

自分が一番かわいいと思う永田町政治家の舞台裏の

人間模様をかいまみられた一瞬でしたが。

このコロナ禍からの日本の再生、経済の再生を

どうするか難題は積み重なっている。

規制緩和、携帯料金下げ、デジタル庁等、

経済の底上げが打ち出されているが。

選挙まで1年の任期限定の中で、早期解散選挙も有りだろうとか。

立憲民主党の動きと今後の与野党の攻防はどうなるのか。

そんなことも思いつくまま、俳句的生活も 枯れていていいものですが。

 

  そこで虚子の俳句から

 

爛々と昼の星見え菌生え       虚子

秋空や木の間に見ゆる昼の星     虚子

水仙や表紙とれたる古言海      虚子

われの星燃えてをるなり星月夜    虚子

秋天のまどかなる下安らかに     虚子

此松に下に佇めば露の我       虚子

秋風やなべて女の頬被り       虚子

高原の山皆低し秋の風        虚子

大島といふ島もあり湖の秋      虚子

秋山の美幌に越ゆる道見ゆる     虚子

夜もすがら霧の港の人ゆきき     虚子

 

>羽生九段が竜王挑戦権を得る。

 丸山九段下して タイトル100期かける。

 二年ぶり。10月9日 セルリアンタワー能楽堂で。

 羽生さんの執念の対局を期待する。

 

>いま全米オープンをゴルフを見ている

 3日目 12ホール 現在 松山選手が

 3ストローク差の3位。

 松山選手は先に回っているので 風が吹いてきたので

 あとの選手は大変だ。

 グリンーが乾き、止まらなくなる。

 チャンスはある。

 明日の早朝からの戦いが面白くなりそうだ。

 

>仙台一校楡の会俳句部の選句と講評

 (東京支部のホームページには 54句全句が掲載。

  因みに 宗匠として監修しながら、

  編集は 東京支部の事務局長 笹川氏による。)

 

 

 選句と講評             赤間 学

 

天4  来し方を手繰り寄せては夜長かな

 夜長の季題・季語は「秋分が過ぎると、昼よりも夜が

長くなり気分的にも、夜の長さが身にしみる。

 残暑もなくなり、夜業や読書にも身が入る。

春の「日永」に対応する季語である。

 又、暑い夏を経て涼しい夜が長くなるのを賞嘆するのが

「夜長」であり、冬の暖かな昼間を惜しむ思いが

「日短」なのである。」ということです。

 今回の「夜長」の句は各人の思いが出ていて

大変良い作品が出揃った感があります。

その中でもこの句は人生を捉えて夜長が

効いている作品だと思いました。

 

地7  長き夜や貨物列車の走りゆく

 この句は取合せの句として処理して単純な構図ながら味わい

の深い・ロマンチックな作品になっていると思います。

 

尽31 野分雲橅の葉さわぐマタギ小屋

 北国の 白神山地のマタギの生活が感じられて、

個人的にとても好きな作品です。

 季語の野分雲が いいのか 今考えているところです。

 

佳作39 酔芙蓉八尾の風に吹かれけり

 一見して いいと思う作品ですね。

酔芙蓉と八尾の風との取合せで作品はできてしまう

と感じるこの俳句感に才能を感じられますネ。

 

佳作9  芝浜はやはり志ん朝長き夜

 芝浜はそうですね。志ん朝ですね。

いろいろな落語家が演じているが、ほんとうにピカ一。

NHKの大河でたけしの芝浜でまた再認識したけれどね。

「芝浜」「志ん朝」の固有名詞の使い方がうまい。

 長い夜を楽しんでいる雰囲気がでていますね。

 

佳作8  長い夜志の輔と居て寝落ちする

 又 落語家つながりで 「ガッテン」の

「志の輔」という固有名詞で作句している。

「寝落ち」が「長い夜」に響いて効いているね。

 

佳作5  シャーレーにクマムシ探す夜長かな

 独特の「シャーレー」と「クマムシ」の名詞を使用しての俳句。

異色であるが作者の生活感もでていてうまい夜長の俳句ですね

 

佳作27 孫兵衛の夢悠々と秋彼岸

 伊達藩の土木技師、石巻港、貞山運河築造、

等の業績の孫兵衛の固有名詞をうまく使用して、

人を偲ぶ秋彼岸で受けたうまさが光りますネ。

今回は固有名詞の使い方、地名、人名等を駆使した

俳句が多くて、とても理解しやすく、

イメージが浮かびやすかったです。

 

佳作10 行間も紙背も読まん夜は長し

 読書の夜長を、行間も紙背も読まんとしている

真摯な姿が浮かんできました。

 

 

> また先週に続き

  「十月」の新作を 

 

  十月や逢ふときは眼をそらさずに

 

  十月やいきいきひそむ山の風

 

  小窓より十月を見し連山よ  

 

  十月の花嫁を見てサラメシす

 

  十月の嵐太陽の子とをり

 

  十月の嵐原爆ドームにも

 

  十月や癌の告知を持ちてゐる

 

  十月や廊下を医師の歩み来る

 

  十月や踏みこむ葉にも雪降りぬ

 

  十月や収穫祭の只中に

 

  十月や神の使ひの稚児の列

 

  十月や木犀の香に口閉じぬ

 

  十月や甘酸つぱいみかん食うて

 

  十月や馬の眼の潤みてをりぬ

 

  十月の月の没りたる程の闇

 

  十月や眦(まなじり)濡るること今も

 

  十月や暗き方へと刻流る

 

  十月の潮騒は中空にあり

 

  十月の樹になるまでの狼よ

 

  原発の上十月の大星雲   

 

  十月を変りゐる神話の世界

 

  十月や大人のバック肩に掛け

 

  十月や防空壕に救はれし

 

  十月や海のひかりの棘に覚め

 

  卵焼きて十月の日の射し来る

 

  十月の山の色消す雨の音

 

  十月も半ば過ぎ街騒の音

 

  柚子の実に十月の日の射しゐたる 

 

  月上る十月の草の香りに  

 

  十月のミニストップの一夜あり

 

  十月や鼻を流るる目薬に

 

  十月や無礼な電話掛かり来る

 

  十月の庭に虫との別れかな

 

  十月の試験なき日を愉しみぬ

 

  束ね髪解いて十月野の風に

 

  十月や船形山に月懸り

 

  十月の青磁の空の蔵王かな

 

  十月のファイアストームの輪なり

 

  十月の嬰に逢はねば死にもさう 

 

  十月の落果の彩の記憶のみ

 

  十月の風吹きつのる大手門

 

  十月やたつぷりかかる山の雨

 

  十月の森の径より漁夫のこゑ

 

  十月のひとの靴音ふたつみつ 

 

  十月のさだまる淵の深みどり

 

  十月の童女あそべる城下見ゆ

 

  十月の向うにテニスコートかな

 

  十月のまた鳥の鳴き渡るなり

 

  十月や釘の一束手渡して

 

  十月の海の風ふく峠道

 

  海に祈りし十月の老詩人

 

  十月のあたたかし乳房は二つ

 

  十月の露こぼれつつことごとく

 

  十月の樹に住み馴れし地と思ふ  

 

   十月や大輪の菊起きてゐる

 

  土を鋤き返す力や十月尽

 

  十月や手編みのセーターを解く

 

  一枚の切符を手にし十月尽

 

  十月や一日働いて帰る

 

  十月や涙の蔵の四畳半

 

 

> 「かまきり いぼむしり 蟷螂」で一句として

 

  螳螂の大事な夫を食ひ齧る

 

  振り向きざまに斧あげるいぼむしり

 

  いぼむしり哲学の書を書き下ろす

 

  かまきりの五臓六腑に枯れおよぶ

 

  稲の中より蟷螂の斧かざし

 

  かまきりの振り向くこゑか橋の上

 

  蟷螂の斧ふりあげる女たち

 

  かまきりをときに哲学者と思ふ

 

  かまきりの貧相な三角の顔

 

  かまきりの顔が三角にょいと出て

 

  古井戸のあたりをかまきりが掃いて

 

  蟷螂や古墳おほかた荒らされし

 

  いぼむしり頭を食うていぼむしり

 

  かまきりや肝食うてゐる男たち   

 

  蟷螂に日輪川を離れけり

 

  かまきりの斧を隠せり薄暮光

 

  日輪にかまきりの斧光りけり

 

  蟷螂に斧ゆふぐれはおのづから

 

  蟷螂の斧揚ぐ空の昼となる 

 

  螳螂の政宗像の高さかな

 

  螳螂やしばし山刀伐住ひにて

 

  かまきりの憂鬱な目をしてをりぬ 

 

  蟷螂の見る大空と象の鼻

 

  かまきりの渾名はたうに消え失せて

 

 

   今週も見て頂きありがとうございました。

 

 

 

 

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ドコモ口座被害拡大 2000万円以上

ドコモ口座被害拡大 2000万円以上

 

ドコモの携帯電話と契約していなくても、被害が

発生するという、不思議な金融事件がおきている。

被害額は9月8~11日まで、分かっているだけで

2000万円以上、17行が確認されている。

 又、通帳にドコモコウザ、等の記載されて、記録が

それの引き出しの確認事項ですが、記帳に行けない遠隔地の

人などは、自分の口座を金融機関自体が被害に遇ったかどうか

確認してくれないと、解らない。

是非 ドコモ口座と提携している、35行(みずほB~

地方銀行 七十七B、みちのくB、東邦B等)の連携は、

金融機関自らが、利用者に不審な取引がないか確認を

うながす事とともに、インターネットを利用しない高齢者

等に対しても、金融機関自らが確認してゆくようにすべきである。

 被害のあった銀行口座の金融機関は、ドコモへ被害の

申請をして、被害者に返却すべきである。

 この線で、解決の道が開かれつつあるようであるが。

ドコモ口座は実質的にメールアドレスだけでの           口座開設

ができているが、セキュリティの甘さがつかれている。

面倒でも、携帯への確認コード等での二回の確認認証が

必要な世界になったようである。少し古いが。

 

さて大阪なおみさん(22歳)(日清食品)が、ニューヨークで

行われているテニスの全米オープンで、女子シングル、で

13日の決勝へ、全米2年ぶり、

 強打、ステップ、そして今回は集中力がすごい。

冷静な集中力。あの黒いマスクに。

人種差別の象徴としての、抑圧された黒人の死の名前。

7枚のマスクを是非見せる為に、モチベーションを保つ。

対アザレンカ(ベラルーシ)とも三度目の四大大会優勝を目指す。

「ワクワクして戦う」大阪 ガンバ。

追伸 今大阪なおみさん優勝。二回目。すごい。

気持ちの持ち方が大切なんだね。

 

 され今週の俳句は

俳誌「滝」への予定の句です。

 

「滝集」予定句

 

太古より日の雫なるぶどうかな

 

朝霧の雀撓めし葦の丈

 

川底に哲学者たる鰍の眼

 

無花果裂けばさ迷へる国ありき

 

秋の暮ビーナス像に縄の跡

 

逝く秋や海の底ひの都より

 

蟷螂仰ぐ大空に象の鼻

 

 

「瀬音集」 7句

 

「十月」

 

稲の香の十月またも月孕む

 

十月や湖の水脈消え易し

 

十月を夜潮流るる橋の上 

 

十月に縄跳びの縄抜けて来る

 

十月の果てのとどめの夕灯り

 

尾根道の空中散歩十月尽  

 

 

   「思いのままの句

 

 

月光の万灯籠の大地かな

 

露けしや聖者らのステンドガラス

 

一日働いて帰る夜の秋

 

津軽富士ひとつ跳びなり竈馬

 

白露や被爆ピアノのコンサート

 

山影に光りとどめて十三夜

 

水澄みて項羽の夢にはあらず

 

青ぶどうの房一湾真帆白帆  

 

少年の声谺して稲田べり

 

白神に明けの星出づ橅林

 

魂去るや唐辛子てふ紅の中

 

秋深し空鎮めゐる林檎園

 

舟形山より西日の吉田川

 

大空に不意に顔出すいぼむしり 

 

裏山の風さやけしや暮の秋

 

大輪の菊起きてゐる明日かな

 

青空の窪みに栗の実りゐる

 

眠り覚めたる鰍の眼ふたつ

涼新た旅心また無一文

 

黎明の白神を行く露の中

 

白神の水しづかなりさるすべり

 

収穫祭上着林檎の枝にかけ

 

黒蝶の黒散らばしてジャズフェスタ

 

白露や被爆ピアノのコンサート

 

暁のあと深き黙百日紅

 

猫の西行の道教へけり

 

猪と猪の子や山の晴

 

四畳半に涙の蔵が立つ秋

 

鰯雲捨て句に重さあるしこと

 

水棺といふ原子炉建屋蟇

 

 

  •   「尚 十月」 の捨て句として

 

十月の黄昏土に沁みにけり

 

十月や海また空のいろに澄む

 

十月をうしろに小屋の薪を割る

 

十月の水掬ふ手のうすさかな

 

十月の一風として山のこゑ

 

帆柱に大き蝶見て十月尽

 

十月や雨降り深む夜の刻

 

十月やひとは忘るる耳ふたつ

 

十月や素早く量る魚二匹

 

十月やいきいきひそむ山の風

 

十月や奥松島は月に濡れ 

 

十月の頂点にあるバトンパス

 

十月の青苔に日の射してゐる 

 

十月の瀧の白泡夕日さす

 

十月の白神の水しづかなり

 

十月も松ぼつくりも瀧の音

 

十月の浮き沈みつつ流れくる

 

十月や山の水辺の夕靄に

 

十月の音散るがままあつまりて

 

十月の空に手を入れて林檎捥ぐ

 

十月の空は全面蒼くあり

 

十月やあの日あの時あの空を

 

十月や取り立て栗の炭火焼

 

十月や月夜の晩の人魚姫

 

十月の海に舟あるひかりかな

 

十月や被爆地どこまでも枯木

 

十月のひとつひとつがブッタなり

 

十月を一杯のコーヒーからと

 

和菓子の木型を手にせり十月尽

 

十月の扉を開く介護苑

 

十月の肌黒々とソフト部は

 

十月尽核なき世界希求せり

 

川透きて桑畑あり十月尽

 

十月や墨すってゐる卓の上

 

十月の磁石真つ直ぐ紺を指す

 

十月の月を上げたり蔵王山

 

日の匂ひして十月の古書街へ

 

白神の熊の爪跡十月尽

 

十月の淵いくたびか雨の過ぎ

 

十月や振つて小菊のしづく切り

 

十月の干せし肌着に山の虻

 

十月の大路を雨の通るなり

 

十月の古城や十里十方へ

 

十月や巨船の影を追ふ如く

 

十月の鏡にうつる村の道

 

十月の月今昔を照らしゐる

 

十月や和魂の日は海に入る

 

森閑や十月の山遠くまで

 

十月の鳥鳴く空をたゝへあふ

 

十月の風白露の如くなり

 

海に祈りし十月の老詩人

 

十月のあたたかし乳房は二つ

 

十月の露こぼれつつことごとく

 

十月の月夜に落葉舞ふことよ

 

十月の樹に住み馴れし地と思ふ

 

十月や地図の平野のうすみどり

 

八人の子にまるい尻十月尽

 

十月の光や風は水滴に

 

   今週はここまで 来週へつつく

 

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915へクト・パスカルを予想。台風10号

915ヘクト・パスカルを予想。

台風10号 「過去最高の脅威」か。

9月6日には突入か。

伊勢湾台風(925)に四敵する恐れがある。

 特別警戒級の台風が来る。

沖縄・九州接近、太平洋岸の東海近畿四国は

暴風、河川の氾濫に厳重警戒。

早い気象庁の発表で九州及び近隣のダムは

放流を始めて警戒を深めている。

6日午後には九州新幹線等JRは運休決定。

 沖縄・奄美大島は瞬間最大風速80m級が予想されている。

24時間雨量は最大800ミリに達する地域もあるとの事。

 「命を守る対策を」すぐに、すばやく対策を取ろう。

高潮は気圧1へクト・パスカルで潮位は1センチ上がる吹き

上げ効果で1mと 強風の吹き上げ効果で5mの可能性

がる。

 更に 干拓地の有明海沿岸、特に佐賀県は通常時でも

干満差で最大6mがある。

 台風通過が満潮時に重なれば、被災地は拡大する。

一方、高波被害もあり、海岸や島は15m~20mの

可能性がある。

 それにしても なぜ大きな台風が来るとは。

地球温暖化の流れか

 近々は海水温過去最高の為、

更に6,7月に台風が来ず、強風で海中の冷たい

水を掻き混ぜずに、8.9月と海面水温が冷されて

ていないので海面水温が高いまま、台風がやってきた為。 

   今後とも台風の勢力が強くなるだろう。

 

>自民党総裁は派閥争うの昭和の匂い満載。

 

   陣笠に群るる菅笠配らるる

 

 国会議員数は7割が菅義偉氏を支持。

   勝ち馬に乗る国会議員の群れにはむなしい。

 森友、加計学園、桜を見る会に見るお友達

 優遇策等の負の遺産を清算しないのはどんなものか。

 その片棒の幹事長もその清算の張本人として

 攻めをおう結果になるだろうと思うが。

 派閥の理論で、そのまま総理になるのが

いいのかね。

 立憲と国民で国会議員149人、衆議院で109人

野党が政権を奪取した直前が衆議院議員は119人。

 又国民民主党に残った政治資金が41億円。

残った10人と出て行った40人との資金の分配の

行方は。

  10月の国会開催まではいろいろ決定するだろう。

それにしても、議員は自分が一番大切だけと思って

いる事を実践している姿にがっかりだね。

 

> 俳句の話を

  去年は弘前高校が優勝したが、今年は常連開成に。

第23回俳句甲子園 リモートで、投句だけで審査

8月23日 インターネット配信 星野高士審査委員長

結果 優勝  開成高校A (東京都)

  準優勝  洛南高校  (京都府)

  3位   津久井高校 (神奈川県)

       松山東高校 (愛媛県)

 

最優秀賞 太陽に近き嘴蚯蚓を垂れ  田村 (海城高)

 高く舞い上がった鳥のくちばしが、ミミズをはさんでいる

という句です。弱肉強食の生物界がリアルに捉えられている。

 

とりあえず終わったが、この俳句甲子園は

プレパトの夏井先生が 松山市の地域おこしを相談されて

企画したものであり、松山大学(旧松山商科大学)が

事務局として応援した経緯が今も生きている。

 ただ これも夏井さんの友達関係の選者に偏向している

気もするが、俳句の人気に大いに貢献している。

 

 

> 「俳句を歌曲でうたう」コンサートの開催が迫っている。

 

 11月3日(火)(文化の日)午後2時 開演

 場所 弘前市百石町展示館 入場券 ¥2,000円

 

 俳句 赤間 学

 作曲 奈良岡 英樹 (弘前第一中学校音楽科先生)

司会・ソプラノ 木村直美  (ねむの会代表、弘前オペラ)

バリトン 白岩 貢(しろいわ みつぐ)(青森大学教授)

ピアノ  鈴木久巳子

 

■プログラム

木村 1 あの日より 水仙は我が 地震の花         

白岩 2 一片の 凍てし乾パン 忘れまい          

白岩 3 野馬追の 風になりたる 馬の子よ (1/20)    

白岩 4 子に伝ふ 被爆のようす 花の雨  (5/29)    

白岩 5 福島の 火蛾にならねば ならぬかな(5/29)   

木村 6 里神楽海に呑まれし魂も来る           

木村 7 一行の詩の祈りや冬の星              

木村 8 白鳥帰るいまだ不明者のゐる海を(8/31)     

 

鈴木    ピアノ演奏 ショパン作曲 ・三つのマズルカOp.59

                   ・即興曲Op.51

 

プログラムに載せない

アンコール

木村1 星ふるや 氷柱のなかに 金平糖   木村直美       

木村2 暮れてなほ 暮れゆく秋や みちのくは(2019/8/24

 

赤間 学著 句集「福島」朔出版 からの作品から

東日本震災の関連の句を中心のコンサートです。

 弘大時代の弘大フィルハーモニー管弦楽団の友達の

 木村 直美 (旧姓 知北)が中心になり、

後輩の奈良岡英樹氏の 作曲毎に 譜面とピアノ伴奏曲が

送付されてきていました。

縁はあたたかし

 俳句のこころを歌曲に乗せて

  今日はただ楽しみたい

 そんなコンサートになればと期待している。

 

>今月の 俳句から

 

「10月投句」青磁会へ 7句

 

「夜長」 ★雲切れて湖にある夜長月

 

「灯」  ★十月の果てのとどめの夕灯

 

登頂をやめたる秋思なりしやも

 

空ひたと定まる秋の岩木山

 

テントして銀河の下に寝しづまる

 

山碧し山毛欅の葉に露浴びし日は

 

 

 >「10月号 仙台第一高校楡の会俳句部」

  

「夜長」 ★雲切れて湖にある夜長月

 

停車場を夜汽車過ぎゆく夜長かな

 

「高」  ★秋深し深空とも山高しとも

 

青空に高々とある柚子のいろ

 

★十月や巨船ひたすら北溟へ

 

★棚田をば風渡り稲を刈る音

 

 

  今週は こんなところで。

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安倍首相辞任表明 2020.8.28

安倍首相辞任表明2020 8.28

 

歴代最長政権 7年8か月

コロナ下 持病悪化。一次政権と同じ・

十代からの指定性難病・潰瘍性大腸炎、

腹痛続き完治困難。

功罪の前にご苦労さんといいたい。

 

後任は 政権継続で菅最有力か、 岸田、 石破・河野氏。

選挙方法は二階幹事長に一任から菅さんで更に有力に。

それでよいのかと思うが。

 

感染拡大、対応苦しむ。

危機対処の政治空白を無くすためにも

9月中旬には決定予定。

コロナ禍が続くなか政策遂行能力が重要、

その体制を維持のために菅官房長官が最右力。

その流れを作る動きが派閥のドンの今後の見方だ。

次期政権に主流として派閥を位置ずける為にも。

 

国際政治の社会で日本の存在感を示した。

実利的な外交・安保の成果があった。

TPP主導、自由貿易の維持に貢献。

株上昇、雇用創出、財政再建は停滞。

日銀 物価目標 届かず。

人口減でもGDP拡大。

長期のゆるい景気拡大を実現。

アベノミックス 経済の転換が必要。

3本の矢の成長戦略は中折れに。

更にコロナ禍で座礁しているが。

拉致・五輪 道半ば。

日本のデジタル化の遅れが顕在化。

国の省庁間の縄張り争いが原因か。

 

長期政権が可能だったのは野党の弱体化が理由。

それによりおごりと傲慢さがあった。

官僚の側近が忖度に動いた。

ドス黒きまでの激務の職務。

それにしても 突然の辞任であった。

コロナ感染症対策を花道にして。

 

米国の大統領戦指名でトランプ対バイデン氏が決定した

7%の差をひっくりかえせるかトランプ。

なんでもありのトランプによる貿易摩擦への影響はあるか。

 

大阪なおみさんの黒人男性銃撃事件に反発して

ウエスタン・オープン戦の準決勝を抗議として

棄権を発表したが、

その大会を延期した関係者サポーターに感謝して

準決勝に出場。決勝へ。

なおみさんはブーイングと拍手につるまれる選手だが。

今週の全米オープンに期待。

1回戦は 土居に決定。

 

 

> さて 今週の個人の俳句ニュースですが。

 2020年 宮城県芸術協会の

 俳句部の文芸賞の受賞の電話があった。

 受賞のことばの執筆の為であったが。

 宮城県芸術協会文芸年鑑が発行されるが

 そこに掲載される事になっているが。

 6年前にも受賞しているが、

 ルールで受賞後5年間は受賞資格がないとあるので

 まさに今年が受賞チャンスの初年度であったので

 感謝。

 尚 1年間の成果を評価するとの事で各「俳誌」

 等に掲載された俳句の応募可能であるが、 

 今回の私の作品 二十句は新作でした。

 

 

  受賞のことば          赤間 学

           

故鬨也元「滝」主宰の教え子として  

 

 

 この受賞の一回目の連絡は故菅原鬨也主宰より

故兄白石との会食中、六年後の今回は残業中、

坂内文芸部長からの電話で知りました。

 今年のテーマの「遍路」は去年東京の長男夫婦による

招待の旅で構想を得たものです。

 旅は空路、ヒマワリ七つの絵の大塚国際美術館、

入社時自社施工の鳴門海峡大橋、渦潮見学。

ゴルフ場での宿泊、鯛と鰤の活造り料理、

素朴な讃岐うどんを堪能しての四国巡礼。

妻も一緒なので車とし、第一番札所霊山寺から巡礼の旅へ。

お大師様との同行二人とはならなかったが。

五十を過ぎてから暇を見つけて何度か一人で歩き遍路

をしてきたが、自分探しなどではなく、

単に四国ののんびりした風土が好きだから。

 この旅を機会に、題「四国巡礼」として一つに纏めた

新作二十句が受賞作品です。

 コロナ禍のご時世、句会の出席も覚束ない最中、

ふって涌いた受賞に感謝します。 

そして故鬨也主宰の教え子として詩の創造へ貢献したい。

  

 

  題 四国巡礼

 

 秋立つや阿波は夕日の大き国

 

 鶏頭の日暮はどつと眉山見ゆ

 

 露けしやあと一寺を一里ほど

 

 一心に祷る白衣の露に濡れ

 

コスモスの中の迷路に行き昏れて

 

椎の実を拾ひしことが今日の幸

 

露の夜の膏薬にほふ遍路宿

 

風音と団栗落つる記憶のみ

 

石段を登りし黙や鳥渡る

 

神の意のまゝに大霧山下る

 

同行二人として花野に昏れて

 

巡礼の背に風あり曼珠沙華

 

白湯あまし寺の夜寒のつよければ

 

鰯雲みほとけの掌は空を享く

 

真直ぐに芒の中へ夕ごころ

 

源平の舟溜りより夕月夜

 

御朱印を額に掲ぐる夜長かな

 

神杉に巻きつゝ散りぬ鳶紅葉

 

今生を忘れんとふる落葉かな

 

瀬戸内に帰燕の空のありにけり

 

 

>追伸 

安倍晋三首相の言から そのルーツ。

 

安倍貞任(あべのさだとう)は、平安時代の陸奥国

(現在の岩手県内陸部)に勢力を得た豪族

(蝦夷)安倍一族の武闘派ヒーローで、

大和朝廷の圧力に反発した前九年の役

での活躍が有名だ。

当地では安倍姓を名乗る人も多く、

名刺交換をした安倍さんに「総理大臣と同姓ですね」

と言ってしまった。

しばらく話していると、

本人は安倍一族と同じだという事であった事を聞く。

歴史的には「前九年役の敗北」の項に次の記述がある。

安倍貞任の息子の安倍宗任、正任は朝廷軍に降り、

肥前国松浦(まつら)また伊予国桑村に流罪、

宗任は後、宗像郡大島で生涯を閉じ、

地元安昌院に眠る。(天仁元年 1108)。

貞任の末裔は安倍晋三首相であると。
裏付けをとるために「姓氏家系大辞典」三巻で

陸奥の安倍氏を調べてみた。

そこには「肥筑の安倍氏」の項目に、

鎮西要略に「奥州夷安倍貞任の弟宗任、則任俘となり、

宗任は松浦に配され、則任は筑後に配せらる。

宗任の子孫松浦党を称す」と載せたり。

さらに「筑前の安倍氏」の項目には、

筑前国宗像郡大嶋に安倍宗任の墓と称するものあり。

「宗任伊予国に配流せられ、後本嶋に流され、

終に此の地にて死せり。

その子三人、長子は松浦に行き、松浦党の祖となり、

次男は薩摩に行き、三男此の嶋に留り

嶋三郎季任と云ふ。
それが平家物語になるとガラリと変わる。

その剣の巻に「宗任は筑紫へ流されたりけるが、

子孫繁盛して今にあり。

松浦党とはこれなり」とある。

平家は西国の水軍と密接な関係があった。

松浦党はまさしく水軍で、後に博多湾に来襲した

蒙古の軍船と壮絶な戦いを演じて、勇名を轟かせた。

 また宗任の墓がある筑前国宗像郡大嶋は、

水軍の根拠地となっている。

この松浦党は壇ノ浦の海戦で平家方についた。

だが、源氏との恩顧も忘れていない。

平家物語は「源義家の請によりて、

宗任を松浦に下して領地を給う」としている。
安倍貞任は猪突猛進型の武将だったが、

宗任は知略に優れた名将といわれた。

安倍一族を滅ぼした源頼義・義家親子は、

宗任の武略を惜しみ、死一等を減じて朝廷から貰い受けている。

そして頼義の領地・伊予国に連れてきた。

配流とは名ばかりで、間もなく松浦の領地を与えた。
 さて安倍家が松浦姓を名乗らずに安倍の本姓を名

乗ってきたのは何故であろうか。

安倍家は山口県大津郡油谷町の名門で、

晋太郎の父親は安倍寛、戦前の衆院議員である。

晋太郎は自らを安倍宗任と末裔といったが、

その根拠はいわなかった。
 そこで私が現五所川原市 中里町の十三湖の前の

若宮揚排水機場建設で4年間いた際に、

安倍晋太郎さんが五所川原市で100人程で

安倍宗任の祖先祭をしているとの話を聞いた。

それを会社の監査役の山本さんが山口高校

東大で同窓という理由で関心をもった。

調べてみるようにいわれたので、その安倍一族の

人に話を聞くと、後九年の役で敗れて

津軽の占い女神をたより、十三湖に居を構った

との事。十三港として日本海の貿易の要衝として

13世紀迄栄えたが、大津波で港は崩壊。

それで安倍一族も今の山口へゆき、水軍の松浦党

となって現在があるとのこと。

祖父の安倍寛さんは衆議院議員で、東条内閣に

反旗を翻した反骨の人である。

又父晋太郎は特攻隊であったが、終戦で死を免れる。

晋三首相は 父へのコンプレックスがあったようだが。

尚母方祖父は岸首相。こちらの家系を

どうして発言しているのか理由はわかならい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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将棋の藤井聡(18)さん快挙

 将棋の藤井聡太(18)さん快挙。

 

 将棋の藤井聡太(18)さん二冠、八段昇段の

最年少記録を打ち立てた。

中年の星木村王位との対戦で四連勝にて手中にした。

 羽生善治さんの二冠、例の幸福の一手のひふみんこと

加藤一二三さんの最年少記録を27年ぶり、

62年ぶりに達成した。

 それにしても、記者会見の初々しい受け答えから、

藤井くんと呼びたくなるね。

 

 2000 万人以上の感染者のコロナ禍の暗いニュースばかり

の中で若さと期待と未来への希望でうれしくなる。

 ただ木村元王位の受けと辛抱強い将棋も魅力があるが。

昔AI将棋での対戦をしながら研鑽している藤井さんの

動画を見た記憶があるが、これからも他分野への映像を

活用した手段によって、効率よく訓練する事により

様々な記録を塗り替えてゆくだろう。

 抜きんでた若き才能だけでなく、

「周到な準備と綿密な計画」の賜物のようであるが。

 それにしてもうれしい快挙である。

 

> ロシアがコロナワクチンを医療関係者向けに接種し始めた。

 薬害被害が想定されるが。

 最終の三段階を踏まず実施するということで。

又法律を強引に変更する中国、ロシアだけでなく

アメリカの統領選の在り方も理解に苦しむが。

民主党と共和党、バイデン氏とトランプ氏の非難合戦。

あと3か月のこの攻防で、

世界の情勢が大きく変化するというのであるから。

新型コロナの対応、

中国との対応、香港、海洋進出、貿易不均等。

温暖化の対応、

米国内の保険制度の新設、

人種差別解消について、

財政出動による雇用創出について、

同盟国との協調重視について

それにしても74歳、78歳の争いとは。

米国には若者政治家が育たないのか。

 一番の近々の課題は

新型コロナを抑え込み、経済活動とどのように両立

させる事である。

 日本は政府分科会等という組織が「綿密な計画と周到な準備」

のもとに 前向きに挑戦しているというが

どこかちぐはぐでわからない。

 7月下旬にピークを過ぎたという報告、

 WPOは2年内に収束とも。

 政治への わかりやすい、指導力が期待される。

 

 

 > 今週の俳句として  近作から          

 

  「水着」

 

水のやう炎のやうな水着かな

 

浦島の赤ふんどしの都会の子

 

傾むきて自転車曲がる水着かな

 

水着着て渚にみんな忘れけり

 

水着少女ヘッセ詩集に籠りたり

 

水着着てハワイの浜のサンセット

 

少年の大志を秘めし水着かな

 

蝶に舌花に蜜あり子に水着

 

海原に目を盗まれて水着かな

 

太陽に輝いてゐる水着かな

 

太陽を長き脚にてける水着

 

水着着てはらりと落つる砂の粒

 

湘南の白雲生まる水着かな

 

日の没ちてナイルクルーの水着かな

 

 

 

「蜩」

 

宿坊の大き塗椀みんみんと

 

蜩や誰にも逢はぬ夕暮れに

 

蜩や善兵衛池に浪立ちて

 

蜩の家の中まで夕餉前

 

蜩の道来て今は平らなる

 

蜩の谷筋までも入り込む

 

蜩のみ仏の掌のなかなるか

 

蜩や鹿狼山から太平洋

 

夕映えの日本海よりみんみんと 

 

草野球蜩のこだま浴びにけり

 

蜩の山霊だまの香を放ちけり

 

蜩のせまる日暮れの天守閣

 

蜩に山々はみな秋めく日

 

蜩のあとの帰りを松島へ       

 

蜩のひろごる空の岬かな

 

蜩の落ちてゆくなり日本海

 

蜩や伊達の城下の堀の音

 

空つつむ蜩のこゑ夕焼る

 

蜩の山里水の性つよし

 

蜩にをりをり牛の鳴く日かな

 

懐かしき山ばかり蜩の空

 

蜩や夜店に母を見し夢も 

 

柩過ぐいま蜩の樹々の前

 

蜩や赤子の寝息麩ふ・のごとく

 

蜩やむらがるは韮ばかりにて

 

蜩のこゑに似たりし天寿かな

 

蜩の刃のごとき夕焼る

 

蜩や祭りのとほきゆゑ静か

 

蜩のおのれに甘きゐる日なり

 

蜩や山にも凪のおよびつつ

 

白波とみんみんみんと夜明けより

 

蜩や眠り過ぎたる沖のいろ

 

蜩や村の酒屋に灯がつきし

 

蜩の山の湯殿は二里先に   

 

蜩や無音世界の大宇宙

 

蜩や日向に山の影のびて

 

蜩やかの魂はいま夕日中

 

蜩や父母を遥かに思ふとき

 

蜩の暮れぎは遠き出羽三山

 

蜩や田上げの鯉の水しぶき

 

夕映えて草の穂に蜩のこゑ

 

蜩や肉親ははや前に亡き    

 

蜩のこゑ遠きほど澄む暮天

 

蜩やひとごゑ山に消えしまま

 

蜩の母の背中のかなしけり 

 

蜩の夕思ひ出の隅にあり

 

ハンマー投げ見ゆ蜩の落暉また

 

蜩や目もまた老のきざすなり

 

蜩の音にまばたけば夕の海

 

かなかなと詩をつねに充ちくるものぞ

 

蜩や山に隠れし川もまた

 

蜩のこころ透き通りて空へ

 

蜩の夕の向うは山ばかり

 

蜩や愛得て愛を忘れゐる

 

蜩や老劇作家書下ろし

 

蜩や故郷近く思ふとき  」

 

夕焼中ひぐらし骨の髄に棲む

 

ひぐらしの鳴きたり暁けのきざしつつ

 

夕空のつぶやきかはた蜩か

 

蜩や夕刊死亡欄なかり

 

蜩の夕べの欅大樹かな

 

蜩やはたと聳える蔵王山

 

新卒塔婆に午後六時の蜩

 

夕暮れの蜩のこゑ老のこゑ

 

蜩のいつしか消えて闇の中

 

蜩のこゑの綾なす星の夜

 

蜩のこの世の終り思ふとき

 

蜩や尼はもとより峡のひと

 

蜩の性根しょうね・を据ゑし幹ばかり

 

蜩や赤子ばかりの部屋の中

 

蜩や肌白かりし母のこと

 

かなかなと水飴色の嬰やや・のこゑ

 

蜩の雲呼んでゐる夕の空

 

蜩のひと通るだけの小径を

 

蜩やセザンヌ展を見て帰る

 

蜩に秋の遍路の影法師

 

蜩の暮るる夕べの極楽寺

 

蜩やひと居ぬ寺の夕ぐれは

 

蜩や燭はいま祈りの中に

 

蜩のこゑみな忘れ去り浜に

 

蜩や女人その後の旅いかに

 

蜩や賢治生地は町の中

 

十月の蜩よ吉か不吉か

 

家々の灯れば迅むかなかなと

 

鍾乳洞の純白にかなかなと

 

夕空の晴れて涼となる蜩

 

少し眠くて蜩はジャスミンの香

 

二重橋前の日ぐれをかなかなと

 

ひぐらしを真近き聞いて蔵王山

 

蜩のときに空の香乳のごと

 

蜩や弥生より縄文恋し

 

蜩やかつてカバンは肩に掛け

 

蜩のこゑに蚕飼こがい・の世は去りし

 

蜩のやさしかりしは祖母のこゑ

 

蜩や嬰の見事な肌のはり

 

ひぐらしのかそけきこゑや夕焼いま

 

ひぐらしのいのちにほへる大樹かな

 

蜩の灯にさす夕日見てをれば

 

蜩の大樹の中より露のこゑ   

 

蜩や出羽三山の大樹また

 

蜩や村の巨樹なほ夕日中

 

蜩に大樹のこゑも呼応して

 

蜩に生きる力をもらひけり

 

枯れいろのさだまる道をかなかなと

 

蜩や骨なきひとの魂もまた

 

蜩や万民にいま門が開く

 

蜩の老の出口のなき淵か

 

蜩の鮮血糸のごとやさし

 

蜩の魂山彦のなかに現あ・れ

 

蜩の水にも季とき・のひびきけり

 

蜩や山にまつりし薬くし・の神

 

蜩の山々遠き夕景色

 

蜩の湖より鹿の来つつあり   

 

蜩や世は身を守るひとばかり  

 

我が人生は蜩のつぶやきか

 

蜩のいつしか幼手に曳かれ

 

蜩やひとり来る哲学の道

 

蜩のこゑ天地に沁みにけり  あめつち

 

町に棲む哀しさひとつかなかなと

 

蜩の湖ねんごろに眠りゐる

 

こゑ幽かなる蜩とひとの世と

 

蜩や黄泉の国より誘はれ

 

蜩のこゑ途方もなき深空へ

 

蜩や真綿のやうな嬰こ・寝息

 

蜩の雲の上なる夕景色

 

蜩に渡良瀬橋の夕日かな

 

蜩に夕日さしたる大手門

 

蜩や黄泉路外れたる便りあり よみじ

 

蜩のひとに誤算のありにけり

 

蜩のこゑ大岩の神のこゑ

 

かなかなと一番星を灯しけり

 

蜩の山と夕雲睦みたり

 

蜩の露のあつまる虚空かな

 

蜩の山の後ろは日本海

 

蜩のこゑが樹を出でたる日和

 

蜩の誰ひとり居ぬ小径より

 

蜩のこゑ木の奥の木にひそむ

 

蜩の呼びゐる夕日現れし

 

蜩やねんごろにどのヨットにも

 

蜩の魂さまよへる虚空かな

 

蜩のいつしか君を忘れけり   

 

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終戦から75年の夏

終戦から75年の夏 

 

あの雑音の玉音放送から75年が経った。

まさか75年目の夏をコロナ禍で迎えるとは

予想だにしなかったが。

 「ペスト」カミュ等も再読したが、

新しい時代はどうなるのか探ってみたが。

 平和の繁栄の1945年体制が揺らぎ始めた。

 国際秩序は経済の行方が握っている。

 覇権争いはデジタル化の進捗が鍵を握る。

つまり

1945年~1989年米国対ソ連の冷戦時代

 1989年~2001年米国の絶頂時代

 2001年~2020年米国の力の翳り時代

 2020年~     米国と中国との覇権争い

 この構図は変わらない。

 現場では デジタル化が大きく進んで、

 オンライン会議など身近になっている。

 又高齢化、人手不足から、農業関係では、機械化

 デジタル化がコロナ禍で拍車がかかっている。

 

 お盆をすぎても、暑さは増しているようだ。

 

 そこで石垣りんさんの詩から 

旅情

 

ふと覚めた枕もとに

秋が来ていた。

 

遠くから来た、という

去年からか、ときく

もつと前だ、と答える。

 

おととしか、ときく

いやもつと遠い、という。

 

では去年私のところにきた秋は何なのか

ときく。

あの秋は別の秋だ、

去年の秋はもうずつと先の方へ行つている

という。

 

先の方というと未来か、ときく、

いや違う、

未来とはこれからくるものを指すのだろう?

ときかれる。

返事にこまる。

 

では過去の方へ行つたのか、ときく。

過去へは戻れない、

そのことはお前と同じだ、という。

 

がきていた。

遠くからきた、という。

遠くへ行こう、という

 

> さて今週の俳句からは

  仙台一高楡の会俳句部の選句と講評を掲載します。

 

 楡の会俳句部選句及び講評    赤間  学

天 18 無骨なる南瓜どっかと朝の市

 季語の「南瓜」」がしっかりと写生されている。

とくに「どっかと朝の市」とは南瓜の質感、

その朝市の雰囲気、その風土が伝わってくる。

簡潔にして俳句としての様式を存分に活かしている。

 

地 17 道の辺の木槿無心に咲いてをり

 季語の「木槿」の様子が見えてきます。

どのうように見えたかというと「無心」に咲いている

と見たのです。

それは作者の木槿を見るときの姿勢や心持が見えて

来るという事ですね。

この句も俳句様式での表現方法を踏破してますね。

 

人 29 風運ぶカウベルの音(ね)や山滴る

 春夏秋冬は「山笑う」「山滴る」「山装う」

「山眠る」という季語をもつ。

夏の季語「山滴る」と熊除けのカウベルの音が山に

鳴っている風景が見えてきました。

  参考として

  カウベルの風の中なり山滴る

 

佳作15 山暮れて群青無辺蕎麦の花

 上五の「山暮れて」を夕暮れの景色、明け方の

景色をイメージしました。

中七の「群青無辺」を広大な深い蒼き世界と解しました。

下五の「蕎麦の花」で「可憐な白い花の咲く高原の

畑の画像がみえました。

 夏の七ヶ宿の蕎麦畑をイメージしました。

 

佳作13  雷鳥や子に注ぐ愛限り無し

雷鳥見て感動している姿がみえます。

  参考として

雷鳥の子に注ぐ愛限り無し

と一気に詠ませても感動が伝わってきますね。

 

佳作20 無伴奏パユの笛の音秋澄めり

フルートの名手パユを讃えた俳句ですね。

 参考として

  無伴奏のパユのフルート秋澄めり。

 季語の「秋澄む」、「秋澄めり」が効いていますね

 

佳作31 あぜ道の穂先も重き落とし水

 「落とし水」、「「落し水」は稲穂が垂れ始めたころ、

水口を塞ぎ、田の尻の畦を切り、その成長に不要

となった水を落とす。

そうして刈入に備え田を干す。

落ち行く水音に、しみじみとした秋を覚えるという

季語ですね。

 「あぜ道の穂先も重き」も季語の中に含まれて

いるように思います。

  参考として

  あぜ道の草に風あり落し水

 

佳作51 自然薯や箸の重さに笑顔する

 自然薯、「山の芋」は秋の豊潤さを表す

代表的な季語ですね。

秋の豊かさを箸の重さとして捉えたのは

すばらしいですね。

  参考として

  自然薯の箸の重さの力かな

 

佳作33  風舞ひて箱根越えたるすすきかな

 緑のススキが白くなり銀色から金色に変わる時期。

青空に穂が揺れる姿はもちろん、夕日を浴びて

キラキラ輝く姿はいいですね。

秋のピクニック気分で箱根の草原を散歩している

画面をイメージしました。

コロナ禍に旅は難しいですが、その思い出を俳句

に詠んですばらしですね。

佳作31 山百合の匂い香し根古の郷     

 山百合の匂いの中の根古の郷に住みたくなりますね。

根古の郷はどこかたと地図を見ると東松島市に

百合神社があり、近くに根古の地名がありました。

行ってみたいですね。

  参考として

  山百合に目覚めてをりぬ根古の郷

  あとがき              赤間 学

 

 お盆もすぎても、暑さは残ったままですね。

夕方にふと涼風に気づきました。

「涼新た」という季語をを改めて実感しました。

コロナ禍で旅にも出かけられず、

イライラした気分が蔓延していますが、

俳句で清涼感を味わいましょう。

 

 

暗唱句

瀧落ちて群青世界とどろけり       水原 秋桜子

釣堀に一日(ひとひ)を暮らす君子かな  高浜 虚子

紅梅の一樹をつつむしんのやみ      松村 蒼石

おぼえある橋も流れも春ゆふべ      上村 占魚

木の卓にレモンまろべりほととぎす    草間 時彦

鹿(か)の子にももの見る眼ふたつづつ  飯田 龍太

冷奴隣に灯(ともし)先んじて      石田 波郷

白地(しろじ)着てこの郷愁のどこよりぞ 加藤 楸邨

短夜のあけゆく水の匂ひかな       久保田万太郎

土を見て歩める秋のはじめかな      飯田 蛇笏

人違ひされて涼しく否(いな)といふ   星野 立子

祭笛吹くとき男佳(よ))かりける     橋本 多佳子

夏痩せて嫌ひなものは嫌ひなり      三橋 鷹女

遠い闇終(つい)の花火と知らで待つ   野沢 節子

たちまちに蜩の声揃ふなり        中村 汀女

鳴き終るときの確かに法師蝉       稲畑 汀子

 

 

> 題 「蜩」ひぐらし の赤間学の句から

 

  蜩の深空より阿部みどり女忌

 

  蜩の山里空のみずみずし

 

  蜩の朝にはお茶を絞りきる

 

  草野球蜩のこゑ浴びにけり

 

  蜩のこゑ遠きほど澄む暮天

 

  夕焼中ひぐらし骨の髄に棲む

 

  蜩に秋の遍路の影法師

 

  蜩や出羽三山の大樹また

 

  蜩や世は身を守るひとばかり 

 

  我が人生は蜩のつぶやきか

 

  蜩のいつしか幼手に曳かれ

 

  蜩のみ仏の掌のなかなるか

 

  雨上るかなかなかなとかなかなと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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米津玄師(ヨネツケンシ)「STRAY SHEEP](迷える羊)発売す

米津玄師(ヨネツケンシ)「STRAY SHEEP」(迷える羊)発売す

 

 米津玄師(ヨネツケンシ)「STRAY SHEEP」(迷える羊)

タイトルは新約聖書マタイによる福音書を始めとする

迷える羊」と訳されるアルバムでジャケットには

羊のマスクを被った人間がいる。

このジャケットはこれまでの作品四作品と同様

米津が自ら手がけている。

また、このアルバムに収録されている楽曲は、

合計244冠という偉業を成し遂げている。

アルバムには2018年以降にシングルリリースされた

Lemon」「Flamingo」「TEENAGE RIOT

海の幽霊」「馬と鹿」、

米津がプロデュースし、Foorin菅田将暉へ提供した

パプリカ」「まちがいさがし」のセルフカバーバージョンの他、

テレビドラマのタイアップで話題をさらった「感電」、

米津と親交の深い野田洋次郎が参加した「PLACEBO

を始めとする新録曲を含む合計15曲が収録される。

本来は「Lemon」以降の2年半をストーリー仕立てで

見せるようなポジティブな内容のアルバムが計画されて

おり、その制作の一環として

2020年2月から10都市を巡るライブツアー

2020 TOUR / HYPE」を開催、

そのさなかで「HYPE」という新曲を書き、

2019年のツアータイトルになっていた

<脊椎がオパールになる頃>という歌詞を含んだ

楽曲を初披露する予定であった。

しかし 2019新型コロナの影響で

2月27日の宮城公演以降は

振替公演も含めて全て中止になり、

予定されていたさいたまスーパーアリーナ公演での

ライブ映像の撮影も行えなくなった。

そこで計画を大きく変更せざるを得なくなったという

混沌とした社会状況の中で、

「自分はどういうものを作るべきなのかを

短い時間の中で考えなければならなくなった」

ことが本作のきっかけとなったという。

   8月6日朝刊読売新聞14、15面ぶちぬきで

米津玄師さんインタビュー特集記事を組んでいる。

 

 4月4日、米津はツイッターで

 「ありとあらゆるものが土台からぐらつき始めている

 を痛感しています」とつぶやいていた。

 このコロナ禍の間 何を考えていたのだろうか。

  その中で、「虐げられた側に」立って作詞する事。

 又、自粛警察のように、正義の名の下における

 他罰的な姿勢へ距離を置く事。

 世の中はさほど品行方正にできあがっている

 ものではないのだから。

「いらないもの」の矜持。

  個人として考えると、不要不急って、耳にタコが

できたが、生活に必要最低限なものを突き詰めていくと

音楽って最初の方にいらないって捨てられるもの

だったと思う、と。

 

 だから 周りから見れば必要じゃないかもしれないが、

 

自分にとっては生きてゆく上で必要なのだ、と。

 

 更に自分の中の一番の根っこの部分にある善悪や

 

美醜の判断というもの、人に渡してなるものか、と。

 

 一方、無邪気な季節は過ぎたという自覚。

 変化を肯定する方向性は目指して。

今しかできない表現があるという自覚。

  充実した紙面であった。

 

 

近作月の俳句から

 

 「滝」俳誌 投稿句(10月号掲載)

 

夏休み大恐竜の骨の下

 

炎天を待つ少年の葉切傷

 

ジャスミンの香の呼び覚ます昔かな

 

伝承碑のうすれし文字の残暑かな

 

賢治に似し人が来たるやませかな

 

猪と対峙して夏星を撒く

 

箱根登山鉄道あじさいの旅

 

 

「瀬音集 10月号 」 

 

「秋薔薇」

 

中空に蛇のうねりとばらの棘

 

夏草やあとは頼むと飛行場

 

大らかに廻る地軸や大西日  

 

天空のいのちのこゑや遠花火

 

星々の暗い空洞科学の子

 

秋薔薇衿美しく座りけり   

 

 

「仙台一高 楡の会 俳句部」メール句会 投稿句

 (仙台第一高等学校同窓会東京支部ホームページ掲載)

題 「雷」 「無」

 

遠雷や雀のけぞる鬼瓦

 

雷の奔る地球の夜明けかな

 

夏草の伸び放題の無音かな

 

涼新た本出してまた無一文

 

山を発つ万の羽蟻を見送れり

 

物音の山に響いて秋はじめ

梅雨夕焼畦に遊びし雀らも

 

 

「 青磁会 代表中山一路 」投稿句

題「残暑」「遠」

 

伝承碑のうすれし文字の残暑かな

 

秋暑し山を称へし人はいず

 

一兵卒に成り切れず秋暑し

 

秋暑し神社めぐりのバスの旅

 

秋暑しバスの旅なる寺巡り

こねこねこねと手を洗ふ残暑かな

 

奥山の沼に一人の残暑かな

 

ふと気づく目尻の皺の残暑かな

 

「遠」

天空のいのちのこゑや遠花火

 

夜店にて瀬戸物ひとつ遠花火

 

遠雷や蜜柑とありしビラの嵩

 

チェロ抱へ酒場を出でり遠花火

 

遠雷の頑固通すも疲れたり

 

 

頭より滝のシャワーを浴び登る

 

山毛欅林の滝に宿りし水の神

 

潮の香の憑きしマタギや夏霞

 

石滝の右手の崖の苔清水

 

干草の香りすなはち秋のこゑ

 

朝顔の闇を通りて咲きにけり    

 

蛍の夜土間通らせてもらひけり

 

蜩の朝に煎茶を絞りきる

 

登頂をやめたる秋思なりしやも

 

 

 

 近作  題 「七夕」

 

七夕や星はいずれも濡れゐたる  

 

七夕や寝て一畳の大宇宙

 

七夕の星に祈りし千羽鶴

 

折鶴に息吹き込みて吹き流し

 

七夕を涼しと思ふ心かな

 

下駄履きの音の軽さの七夕や

 

七夕や星の湧き出て柘榴裂け

 

七夕の夜風も恋の名残かな

 

七夕の短冊蝶の翻がえり

 

七夕にきて父母の蘇える

 

七夕の喨々とありアーケイド

 

七夕や仙台の軒ひろやかに

 

星に出て竹に飾りし七夕よ

 

七夕の浴衣流るる仙台よ

 

恋唄の聞こへ七夕竹撓る

 

七夕の群れゐてふつとちりぢりに

 

七夕の晴ゆく空に迎へられ

 

七夕の竹青空の匂ひして

 

棚機の五色彩る織りの糸

 

笹の葉の穢れ清める吹き流し

 

仙台の七夕恋し千羽鶴

 

七夕の笹に祈りの重さかな

 

七夕竹立つ地は西日ビラまかれ

 

七夕やたそがれに又よひやみに

 

七夕の夕闇ゆるく上りけり

 

七夕に揺れゐて脛の白さかな

 

七夕の短冊雲に懸かりけり   

 

あまびえの絵姿や七夕流し

 

笹飾る空に蹄の音消ゆる

 

鎮魂の碑の校舎笹竹飾る

 

七夕の月海光としてあそぶ

 

七夕の禊なりけり馬洗ふ

 

藍の風街ゆく仙台七夕

 

七夕や折鶴に息吹く込みぬ

 

アルタイトとベガ夢叶えたるこの世にも

七夕の扇に汀子七句帖

 

藍の風街ゆく仙台七夕

 

亡き父よ母よ兄貴よ星祭

 

見るからに五色の川の吹き流し

 

熟睡児の水やはらかに星祭 

 

 

   又 来週に

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コロナ禍に俳句大会中止 その後

コロナ禍に俳句大会中止 その後

 

今日帰宅したら、山形から50cm×70cm、

厚さ10cm程の大段ボールが届いていた。

 第63回全国俳句山寺大会の事務局からであり、

中を開けたら、山の容のガラスに名前入りの盾と

表彰状と額のセットが入っていた。

 応募作の中から中央選者代表のすずき巴里氏の選句

として、

 

  特選 残雪や蔵王の天に鷹ひとつ    学

 

の賞品であったのである。

すずき巴里氏は「ろんど」主宰、

第二回 角川全国俳句大賞受賞者。俳人協会評議員。

    月山の機嫌良き日や芋煮会    巴里

 

 

又 中央選者 大谷弘至の選句として

 

  佳作 仏とも鬼ともなりし虚子忌かな   学

 

大谷弘至氏は 「古志」主宰、

長谷川櫂氏の俳誌の二代目主宰である。

 >第63 全国山寺俳句大会 結果

    http://yamadera-basho.jp/?p=log&l=489037
 

尚 応募作品はこの2句(応募料千円)だけであったが。

すごくいいコスパである。そこなの。

「7月12日予定の大会は紙上大会に変更になりました。」

宮城県では全国壺の碑俳句大会10月

全国松島芭蕉祭俳句大会11月に予定されている。

 

 

又、仙台一高楡の会通信(笹川進編集長)による

楡の会通信に 記事を載せてくれた。

 

赤間 学君の俳句 NHKに入選

 

 楡の会俳句部宗匠の赤間 学君の句が「NHK俳句」の

入選句に選ばれました。

小澤實選の入選5作の中に選ばれたもので、

全国放送(Eテレ・日曜日午前6時35分から)の

応募総数を考えると凄いことです。

残念ながら放送は終ってしまいましたが、

現在発売中の「NHKテキスト 俳句」8月号に

掲載されています。

赤間君の句は他の選者の佳作にも入っています。

下が赤間君の作品です。

・小澤 實 選 入選作 兼題「夏」

 接岸時大タイヤ凹みたる夏

・対馬康子 選 佳 作 兼題「蛇」

 大空に蛇のうねりとばらの棘

・西村和子 選 佳 作 兼題「さくらんぼ」

 さくらんぼ食うてつぶやく国ことば

 

 

又 コロナ禍で中止の高校野球大会の代替えが

宮城県であり、東北大会までするらしいが、

今回 母校、硬式野球部宮城大会ベスト4進出

 夏の甲子園大会に替わる東北地区高校野球宮城大会で、

仙台一高はベスト4に進出しました。

実に35年ぶりとのことで、

1回戦のタイブレークに勝って波に乗ったようです。

残念ながら準決勝で仙台育英に敗れましたが

久々の快挙です。

 因みに戦前からだと三回甲子園出場校である。

 

1回戦  仙台一高 2-1 小牛田農林

2回線  村   田 1-8 仙台一高

3回戦  登  米 0-7 仙台一高

準々決勝 古川工業 3-5 仙台一高

準決勝  仙台一高 1-7 仙台育英

決 勝  仙台育英  -  仙台

 

 因みに55年前、2年生の時、高橋投手を擁して

宮城県内の準決勝も仙台育英に9回に高橋投手が

脚がつってしまい、交代投手の不出来で逆転された

事を思い出した。昭和40年の夏であった。

あれから甲子園は遠くなった。

因みに私は野球部をから陸上部へ入り直して

第20回大分国体の100m等の国体選手として

出場、準決勝までであったが、一緒の斎藤氏は

やり投げで3位になった。

この二人は共に野球部に入部したが

斎藤氏は中体連で準優勝投手であり、私は捕手であり、

二人は同じ下宿先(成田町)で一緒に陸上部へ。

もし二人が残っていたら甲子園へ行けたかなとも。

それなりにいい思い出である。

 

 

尚 近作 俳句を

 題 「甘酒」

 

不条理に反抗す甘酒のもと

神棚に一日祀りて一夜酒

ままごとの三三九度の一夜酒

コロナ禍に効いてをくれよ一夜酒

甘酒を大人は呑まぬといふけれど

 

 

  題 「水引の花」

水引の花蒼天に吊るさるる

水引の花見るかたちして眠る

水引草蝶の迅さに呆れけり

水引の花棲みつきし白蛇かな

朝起きて股ずれかゆし水引草

しらじらと朝のまたれり水引草

一切に微笑たやさずに水引草

水引の雨にみごもることもなく

ポスターの目の追ひきたり水引草 

一山を神として水引の花 

 

 一方  青磁会への投稿予定句  学

 題「残暑」「遠」

 

  伝承碑のうすれし文字の残暑かな

 

  天空のいのちのこゑや遠花火

 

 

  頭より滝のシャワーを浴び登る

 

  山毛欅林の滝に宿りし水の神

 

  潮の香の憑きしマタギや夏霞

 

  石滝の右手の崖の苔清水

 

  干草の香りすなはち秋のこゑ

 

 

 一方 又 仙台一高楡の会俳句部投稿予定句  学

 題 「雷」「無」

  雷の奔る地球の夜明けかな

 

  涼新た本出してまた無一文

 

 

  ジャスミンの香の呼び覚ます昔かな

 

  干草の香りすなはち秋のこゑ

 

  白神をぬけて海ある初秋かな

 

  今回はこんなところで楽しんでいます。

 

 

 

そうだ。仙台七夕は8月6~8日 今年は中止だが。

 題 「七夕」

 

  七夕や星はいずれも濡れゐたる  

 

  七夕や寝て一畳の大宇宙

 

   七夕の星に祈りし千羽鶴

 

     折鶴に息吹き込みて吹き流し

 

     七夕を涼しと思ふ心かな

 

    下駄履きの音の軽さの七夕や

 

     七夕や星の湧き出て柘榴裂け

 

    七夕の夜風も恋の名残かな

 

     七夕の短冊蝶の翻がえり

 

    七夕にきて父母の蘇える

 

   七夕の喨々とありアーケイド

 

    七夕や仙台の軒ひろやかに

 

    星に出て竹に飾りし七夕よ

 

   七夕の浴衣流るる仙台よ

 

   恋唄の聞こへ七夕竹撓る

 

   七夕の群れゐてふつとちりぢりに

 

    七夕の晴ゆく空に迎へられ

 

     七夕の竹青空の匂ひして

 

     棚機の五色彩る織りの糸

 

     笹の葉の穢れ清める吹き流し

 

     仙台の七夕恋し千羽鶴

 

    七夕の笹に祈りの重さかな

 

    七夕竹立つ地は西日ビラまかれ

 

   七夕やたそがれに又よひやみに

 

   七夕の夕闇ゆるく上りけり

 

    七夕に揺れゐて脛の白さかな

 

    七夕の短冊雲に懸かりけり    

 

    あまびえの絵姿や七夕流し

 

    笹飾る空に蹄の音消ゆる

 

    鎮魂の碑の校舎笹竹飾る

 

    七夕の月海光としてあそぶ

 

    七夕の禊なりけり馬洗ふ

 

   藍の風街ゆく仙台七夕

 

    七夕や折鶴に息吹く込みぬ

 

    アルタイトとベガ夢叶えたるこの世にも

 

    七夕の扇に汀子七句帖   

 

    藍の風街ゆく仙台七夕

 

     亡き父よ母よ兄貴よ星祭

 

    見るからに五色の川の吹き流し

 

    -熟睡児の水やはらかに星祭

 

 

 

 

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死の権利、尊厳死、安楽死を認めるか

死の権利、尊厳死、安楽死を認めるか

 

令和2年7月23日は海の日、24日はスポーツの日、

コロナ禍による地球規模の感染が蔓延していなければ

東京オリンピックの開会式日であった。

 23日に午後8時よりネット配信で世界へ報道された。

国立競技場に一人、白血病克服の池江選手の白服の姿、

勇気と絆の希望のメッセージを発信した。

結果として梅雨寒で、九州北部を中心に豪雨もやって

くる日の式典で大変だったろうとも思うが。

 来年も同じ日程で決定したが、コロナワクチンが年初から

実施できる体制ができそうであるが、世界の情勢はどうなって

いるかで、開催の是非が決定する筈である。

 新聞社に勤める義娘が、6月始めに妻(義母)に電話で五輪は

無理になったようですねと話していたとの事でしたが。

 テレワークも一日だけで、後は四谷から大手町の本社へ息子と

一緒に通勤しているとの事である。

 

 さて、23日に一斉に報道されたのが、ALS嘱託殺人、

安楽死殺人罪に問われた医師2人の逮捕である。

 ALSは体を動かすための神経に異常が生じ、全身の筋肉が

動かせなくなる進行性の難病。

 逮捕された一人が(仙台市)・名取市で開業医の大久保愉一医師

は北海道出身、42歳、弘前大出、厚生労働省技官、2年前から

メンタルクリニックを開院、終末期の在宅ケアに取り組み、

ブログには治療を頑張りたり方はサポートしますとある。

又開院した名取市には宮城県立ガンセンターの病院がある。

 もう一人は東京の山本直樹医師、二人は15年前、電子書籍で

「扱いに困った高齢者を『枯らす』技術」を出版。

大学は違うが、医学部系だけの東日本大学体育大会等の部活が

同じで知り合いになったらしいが。

  事件は被害者がSNSに吐露、「林優里51歳」さんのブログに

「早く楽になりたい」とあった。

「指一本動かせない自分みじめ」とも

それにツイッターで安楽死容認の投稿をしていたのが大久保被告。

 日本では安楽死(積極的安楽死)の問題は、1991年の医師の

殺人罪で有罪後に、安楽死を認める4要件が示された。

「耐え難い肉体的苦痛」「死が避けられず死期が迫っている」

「肉体的苦痛を除去・緩和する他の方法がない」

「明らかな意志表示」

 がその後の司法判断の基準となった。

 いつものようにいずれも患者の主治医が病室で行為を行っていたが、

今回は自宅で薬物を投与して、又、アルバイト感覚で、

数百万円の報酬を得ていた等、以前とは大きく違う。

事件は事件としての判断が大切であるが、

 

安楽死の問題は超高齢社会の日本の課題でもある。

私は未だどうするかは決めかねているが。

家族に迷惑はかけたくないのが真実である。

だから、迷惑がかかるぐらいなら安楽死を選ぶだろうが。

 死の権利は認める方向で考えてみたい。

 

尚 自身もALSを患者のれいわ新選組の舩後靖彦参院議員のコメント。

「死ぬ権利」よりも、「生きる権利」を守る社会にしていくことが、

何よりも大切と。

どんなに障害が重くても、重篤な病でも、自らの人生を

生きたいと思える社会をつくることが大切だと。

「生きたい」と言いにくくさせ、当事者を生きづらくさせる

社会的圧力が形成していくことを危惧するとの事。

 コロナ禍の新時代は、貧しい層に皺寄せが及ぶつつある。

 弱い人々に寄りそう姿勢こそがいつの時代も重要で必要である。

 

 

 

 > 近作俳句を

 

大らかに廻る地軸や大西日

 

泰山木の花遠き日の如く

 

炎火を待つ少年の葉切傷

 

青葦原をさざなみかよふ夏衣

 

ことずてのとどく夕べや花水木

 

早立ちのひとにおにぎり柿若葉

 

メール打ち音沙汰のなし蝮草

 

郭公や久しく巻かぬ掛時計

 

淋しさにまた眼をあける啄木忌

 

星々の七夕竹をつたひくる

 

風鈴の一音落ちて暮れにけり

 

蛍火の足元こころもとなくて

 

巣穴より外をうかがふ青葉木菟

 

夏雲の湧き出る海の海豚かな

 

白雲の流れ流れて大夏野

 

花桐の空に渚をのこりけり

 

梅雨の入金魚の朱を流しけり

 

昼寝して壷のくぼみのあからみて

 

あじさゐの裏おもてあり阿弥陀仏

 

 

 

  「題  氷菓」

 

ばばへらといふも懐かし氷菓売

 

荒れはじむ海を見てゐる氷菓売

 

氷菓売国道沿ひに並び立つ

 

パラソルの農家の婆の氷菓売  

 

埠頭来る猫を見てゐる氷菓売

 

青いコックコートの菜の花バスタ

 

自転する地球のすみの氷菓売 

 

氷菓にて汗を殺すといふ次第 

 

歯のたたぬアイスキャンディー舐めてゐる

 

荒波の崩れ氷菓の汁垂るる

 

子の舐めて氷菓の棒を母の手に

 

氷菓舐め無人機の苗田へと植う

 

氷菓舐め妻と孫ゐる極楽よ

 

氷菓舐め眼下仙台城下町   

 

氷菓舐め受賞俳句を愛で至る 

 

アイス冷たし太陽は天上へ

 

古希越えて氷菓の席をあたためる

 

消毒の手にぼたと落つ氷菓かな

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仙台一高楡の会俳句部 選句及び講評から

仙台第一高楡の会俳句部 選句及び講評から

               赤間 学

 

天 26 梅雨晴間白く大きく月ひとつ

 今年の梅雨は梅雨らしく、長雨が続いていますね。

さらに九州を中心に豪雨被害・洪水被害をもたらしています。

この句はそんな中で、梅雨の晴れ間に、

雨に洗われて塵一つないすがすがしい空に、

白い大きな月が出ているという感動の風景を

詠まれておられます。

何でもない昼の白い月ですが、季語の梅雨晴間によって、

その存在がなんと大きな造花となっている事か。

 たわいもない日常の中から一瞬のひらめき・配合により

非日常を獲得する事も俳句の良いところだと思います。

 俳句とはかくありなんという句ですね。

 

地 52 巴里(パリー)祭魔女か女神か帝都の覇

 「パリーさい」「パリまつり」という言い方もありますね。

1789年バスチューユ監獄襲撃事件を発端としての

フランス革命記念日、七月十四日の事ですね。

作者のドラマチックな出来事の背景を踏まえ、

俳句的展開で表現しようとする意気込みは

凄まじいものがあると思います。

作者の独自性が活かされているかどうかは句ごとに

違うでしょうが。

中七下五の「魔女か女神か帝都の覇」と畳み込む言葉の

リズムと勢いとシニカルさに驚嘆します。

巴里祭は「パリーさい」と読まなければならない語感ですね。

圧倒される佳句ですね。

 

人 2  昼寝して洛陽ほどの夢の跡

 「昼寝して」さあ、どう作句するかが問題ですが。

作者は、 古くから長安と並ぶ中国の都である

「洛陽ほどの」の言葉で覚めて、句になった。

それが「夢の跡」としたので更にその効果が活きた。

雄大で知識欲に溢れ楽しい句ですね。

こんな男気のある句をどんどん期待しています。

所詮、人生は夢の中の出来事であるのであるから。

 

佳作4  白神の葉擦れ聞きつつ昼寝かな

 「白神」とくれば取ってしまう悪い癖があります。

ましてや今、「白神山地」というテーマで、

今年は俳句を製作中である身であるので。

 白神山地の山毛欅の林の葉擦れを聞きながらの

昼寝とは、あこがれてしまうね。

そんなロッジでの生活と金鮎釣りの渓流に過ごせば、

最高だね。

去年 フェイスブックに白神山地に登山している

写真をみたような。

それにしても場面が場面だけに昼寝、それだけでいいね。

 

佳作32 灯りけり青い地球に月見草

 詩情豊かですね。

灯り、それは地球の月見草だねと詩的な表現をされて、

対象を絞った傑作だね。

夕暮れに白妙の花を咲かせて、朝には薄紅をさして

散ってしまう一夜花、月見草の儚さも、

青い地球の儚さと響いていますね。

 

佳作38 空蝉の透きとほる眼を訝しむ

 上五中七の「空蝉の透きとほる眼」という詩的発見がありて、

句を作る切っ掛けになったと思われますが、

下五の「訝しむ」(いぶかしむ)とした事で、

俳句的な評価が分かれるような気がします。

俳句は自分の感情の押し付けでなく、結論でなく、

各人の解釈・鑑賞に期待する文芸のように思います。

そこに余韻も含まれるでしょう。

又、自分の感情の言葉を使わずに、より一般的にわかるように

語る事はできないか推敲する事も大切と思います。

 参考まで

  訝しむ透きとほる空蝉の眼を

  空蝉の眼しつかと透きとほる

 

佳作11 途切れなく窓打つ雨や昼寝覚

  上五中七と下五との二物衝撃、取り合わせ、配合の句ですね。

 途切れなく窓打つ雨や / 昼寝覚

上句と下句との離れ具合がどうかが、ポイントですが、

離れ過ぎているような感じでとらえる向きもありますが、

上級者の技あり俳句の匂いがします。

俳句の本来の姿、意味を追わない事。

新しい昼寝覚の俳句になっていてとてもいいと思います。

 

佳作39 水母に似たり行く末の我が身かな

 こちらは水母のふわふわした姿と行く末の自分の姿

に似ていると感じた時の素直な気持ちを俳句にした

共感のもてる俳句に仕上がった。

 

佳作35 万緑を映すわらべの瞳澄み

 きれいな句ですね。

 万緑の森に遊んでいるわらべの瞳を見るとなんと

まあ澄んだきれいな目だこと感動しことを詠んだ句ですね。

 参考まで

 万緑の中澄みとほるわらべの眸

 

佳作34 杉林蔦のからみし草いきれ

 下五の「草いきれ」は晩夏の季語で、

夏草のむっとする匂いのこと。

「いきれ」とは、蒸れてほてること。

杉林に蔦がからんでいる状態からの連想と思います。

読者を信用して連想逞しく、季語をもっと離れた季語

にした方が良いように思いますが。

 参考まで どの辺を目指すか。

 バンガロー蔦のからみし杉林    近

 仏法僧蔦のからみし杉林      中

 水虫や蔦のからみし杉林      遠

 

 

尚赤間学の投稿句  題 昼寝  皮 雑3句

 

> 昼寝して壺のくぼみのあからみて

 

> 黒革の手帳泉は砂を噴く

 

> 炎火を待つ少年の葉切傷

 

> 大らかに廻る地軸や大西日

 

> 氷雨去る海はひかりの棘に覚め

 

 

 

 

 

 あとがき                    赤間 学

 

 藤井七段が十七歳で棋聖戦勝利、

最年少タイトル獲得記録を更新した。

今の気持ちを色紙に「探求」と表した。

あくなき挑戦心をもって探求する決意のようである。

この「探求」はスキーの三浦雄一郎さんのお父さんも

本人も目指していた事であった。

やはり幾つになっても探求心が必要である。

それを愉しめる人が時代を駈けるのであろう。

徹底的に検証する探究心が重要である。

俳句においてもそうでしょうが。

難しい注文のようであるが。

更に新型コロナ禍の時代、仙台市で十人以上の感染者・

東北工業大学の学生達がクラスターに。

大学が授業しているとは、オンライン授業か、

10月からの授業かとも思っていたので更にびっくり。

そんな中、それなりに俳句で「明るく」

生きていけたらとも思うこの頃である。

 

暗唱句

鶏頭の十四五本もありぬべし        子規

死火山の皮膚つめたくて草いちご      飯田

いくたびか馬の目覚むる夏野かな      福田

子に送られて朝越ゆる夏の川        広瀬

樹といれば少女ざわざわ繁茂せり      金子

蛍のにほひは龍神と母のにほひ       中村

帯へ袂へ指入れてみて祭の子        中村

うす繭の中ささやきを返しくる       平畑

海へ蝉声海からは何も来ず         鷹羽

つき放す鉄扉夏痩はじまれり        林

登りたる山また遠く神となる        山口

走馬燈草いろの怨流れゐる         友岡

一人居の廻燈籠灯を入れぬ         高浜

病み痩せて長き手足や走馬燈        石田

生涯にまはり燈籠の句一つ         高野

黄泉の子もうつせみの子も白絣       能村

頂上や殊に野菊の吹かれ居り         石鼎

夢の世に葱を作りてさびしさよ       耕衣

 

 

>尚  NHk俳句 「月見草」西村和子選、

 赤間 応募の句から

 

>  福島の一夜を灯す月見草

 

>  月見草ほのと原爆資料館

 

>  白妙の源氏の君や月見草 

 

>  忽こつ・と立つうさぎの耳や月見草

 

>  月見草遠き記憶の疼きを

 

>  月見草明日帰るべき息子居り

 

>  月山の沢音聞こゆ月見草

 

>  有線の谺す日暮れ月見草

 

>  月見草大地太古の韻きあり

 

>  コロナ禍に独りの暮し月見草

 

>  月見草見えざる水にそよぎけり

 

>  月見草しばらくは白妙にして 

 

>  松島に月白妙の月見草

 

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